多くの日本人が子どもの頃から慣れ親しんできた、マンガやアニメ。最近は大人向けの作品もたくさん発行され、装丁やパッケージなどデザイン面でも非常にクオリティが高いものが増えつつあります。こうしたマンガの装丁など最近のマンガ・アニメ文化のデザインの仕事を特集した「idea (アイデア) 2009年 05月号」が、4月10日の発売から早くも在庫切れを起こすなど人気を集めているようです。
「idea (アイデア)」(誠文堂新光社)は、クリエイターのための国際的なグラフィックデザイン誌。NO. 334となる本号では、「漫画・アニメ・ライトノベル文化のデザイン〈前編〉」と題し、「あずまんが大王」や「よつばと!」などの人気作品の装丁デザインを手がけるよつばスタジオへの作品紹介や代表の里見英樹氏へのインタビューなど、これまで顧みられることの少なかったデザインの現場を特集しています。マンガ・ライトノベル好きはもちろん、そうでない方も一度は見たことあるであろう作品の装丁担当者へのインタビューや代表作品紹介など、非常に読み応えのある内容になっているそうです。200ページを超えるボリュームで定価は3500円。Amazon.co.jpでは早くも在庫切れを起こし、中古品を販売するマーケットプレイスで5000円以上もする価格が付けられています。
はてなブックマークでは「3500円は高い」という感想がありつつも、購入した人によるブログでは、盛りだくさんの内容はもとより紙質やデザインも含めて満足度の高い一冊となっているようです。依然として手に入りにくい状態が続いているようですが、地域によってはまだ並んでいたり、書店での取り寄せも可能ではという情報も。幸いにも見かけた方は今のうちに購入しておいた方が良い一冊かもしれません。