“私たちの体を支える骨の一つひとつに数十億年にわたる生物の進化の歴史が潜んでいるように、「工業製品の骨格」にも込められた意味があります”――未来の工業デザインの可能性を探るために、「骨」をテーマにしたユニークな展示の展覧会が話題になっているようです。
エントランスで迎えてくれるのは「フェアレディZ」の…ホネ!? - 骨格の機能と美を捉えた「骨」展
21_21 DESIGN SIGHT-「骨」展 Bones
この展覧会のディレクターは、JRの改札機でSUICAのカードをタッチする面を開発したことなどで有名な、慶應義塾大学教授・山中俊治氏。2年間の準備期間を費やしたというこの展覧会は、本展のテーマに「過去の骨格に学び、未来の骨格をデザインする」とあったように、過去の工業製品などを展示した「標本室」と気鋭のデザイナーやからくり技師が作った製品を展示する「実験室」の二部構成になっています。ネット上には、実際に観に行った方による記事がすでにいくつかアップされています。
この展覧会は、東京ミッドタウン内の「21_21 DESIGN SIGHT」にて、2009年5月29日から8月30日まで開催とのこと。工業デザインの未来に興味のある方は足を運ばれてみてはどうでしょうか。