[PR]サムライ映画祭『HISTORICA』開催 押井守監督や三池崇史監督らが京都に集結

2009年9月26日、27日に開催されたサムライ映画祭「HISTORICA」の関係者が集まった「エキスパート・ミーティング」。この会の中では、映像製作ワークショップ「Kyoto Filmmakers' Lab」に協力している任天堂株式会社・株式会社はてなによる「うごくメモ帳」のプレゼンテーションも行われ、有名監督の自己紹介メモを撮影して回るなど盛り上がりを見せていました。以下にその様子をレポートします。


任天堂小泉氏による「うごくメモ帳」のデモンストレーション

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エキスパート・ミーティングでは、まず京都府の麻生純副知事からの挨拶のあと、ベルリン国際映画祭ディレクター コスリック・ディーター氏による乾杯が行われました。

また会の途中では、任天堂株式会社の小泉歓晃氏から「Kyoto Filmmakers' Lab」で若手映像作家向けに提供されているパラパラマンガ作成ソフト「うごくメモ帳」(ニンテンドーDSi)の紹介が行われ、デモンストレーションでは、「マリオ」や「ゼルダ」の開発で知られる宮本茂 情報開発本部長が登場するというサプライズも。さっそく会場内では、事前に配布されたDSiを持った若手作家たちが、うごメモを使って遊んでいる光景が見られました。

その後、「うごメモのカメラ機能を使って、簡単な自己紹介メモを作成させて欲しい」と、任天堂とはてなのスタッフが来場している著名な映像作家の方々を訪問して回る場面も。以下にその様子をレポートします。


三池崇史監督

まずは『パルプ・フィクション』のタランティーノも影響を受けたという、『殺し屋1』や『オーディション』など暴力描写を厭わぬ強烈な作風で海外のファンも多い三池崇史監督。

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スタッフが持ったニンテンドーDSiを真っ正面から睨みつけているサングラスの男性が、三池崇史監督。これは……存在感抜群です。でも、そんな彼からのメッセージはと言うと……!

――押井守監督ラブのようです。


押井守監督

次は三池監督も愛する押井守監督の元へ。『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』など独自の哲学と美学に彩られた名作を世に送り出してきた、言わずと知れた日本アニメーション界の巨匠です。

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スタッフから「うごメモ」の説明を受けて、興味深げに覗き込む押井監督。

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うごメモの撮影が始まると、両手を頬に当てて押井監督はノリノリ状態に。これには思わず、周囲のスタッフからも笑みがこぼれていました。

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最後にサインをお願いしたところ、何とその場で自身の似顔絵まで描いてくださいました。


林海象監督

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以前、はてなブックマークニュースでも取材させていただいたことのある、「BAR探偵」の経営者でもある林海象監督。探偵というモチーフに拘った創作活動で、邦画界で独自の地位を築き上げてられています。<私立探偵 濱マイク>シリーズで名前を知っている人も多いかもしれません。

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スタッフから説明を受けて、「これは面白い!」と林監督。インスピレーションを刺激されたようで、「5台くらい使って、これで映画を撮ったら面白いんじゃない?」など興奮気味に語られていたのが印象的でした。


西久保瑞穂監督

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「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」「イノセンス」の演出の他、「アタゴオルは猫の森」「宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-」では監督としても活躍される西久保瑞穂監督。

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ちょっと戸惑い気味でしたが、パラパラサインを描いていただけました。

大地丙太郎監督

今回の突撃訪問で最もノリノリだったのが、大地丙太郎監督。

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『トイレの花子さん』『おじゃる丸』『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』など、子供の頃、彼の監督したアニメーション作品に夢中になった読者の方も多いのではないでしょうか。スタッフにも熱烈なファンが二人ほどいて、そのことを伝えたところ、「いい人だ~」と監督にハグされていました。

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さて、昼間の講演では、柳生十兵衛のコスプレをしていたという大地丙太郎氏ですが、今度は、何と即興で十兵衛のパラパラマンガを作っていただけました。これにはスタッフも感激状態。「パラパラアニメは日本のアニメの基本です」という大地氏。


京都の「坩堝(るつぼ)」から生まれる文化

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パーティの終わりには、Kyoto Filmmakers' Labに参加した国内外の若手映像作家が前に登場。HISTORICA実行委員長・高橋剣さんは、時代劇などを中心に活動する映像作家と、アニメ・ゲームなどの最新技術を駆使する国内外のクリエイターが集まったこの状況を「坩堝(るつぼ)」という言葉で表現し、「今回のようなプロ同士のオープンな場が提供されることが、業種を問わず全ての若手にとっていい刺激となればと思う」とコメントしました。

ちなみにこの日作成された自己紹介メモやKyoto Filmmakers' Lab参加者によるうごメモは、メモ公開サイトうごメモはてなの「うごメモ放送局」というコンテンツ内で、インターネットおよびニンテンドーDSi向けに随時配信される予定とのこと。

うごメモはてな - HISTORICAさんの作品


京都は伝統の街というイメージが強いですが、ハイカルチャーのみならずサブカルチャーもまた非常に盛んな町でもあります。そもそも京都は、江戸時代までは常に日本の流行の最先端を走ってきた進取の気性を持った地域。実は、今でも流行には敏感です。そんなこの町に世界各国から集まってきた若手作家たち。彼らがここからいったい何を持ち帰っていくのか、とても楽しみです。


HISTORICAについて

HISTORICAは、時代劇がこだわりがちな時代や場所、メディアといったこれまでの既成概念を一気に取り払いながら、時代劇から生まれてくる坩堝(るつぼ)文化を上映とセミナーを通じて発見しよう!という、全てのサムライ好きに送るイベントです。 第1回目となる今回は、世界の映像作家があこがれたこの時代劇のメッカ魅力あふれる世界のサムライを紹介すべく、トランス・サムライ=越境するサムライというテーマを掲げました。新しい技術、発想、配信技術、国内外の才能ある映像作家たち・・・さまざまな流行が繰り返す中でも決して変わらない時代劇を模索すること―不易流行を求めて行く京都の姿を、このHISTORICAを通じて体感していただければ幸いです。
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→ うごメモ放送局 - HISTORICAさんの作品一覧

エキスパート・ミーティングについて

エキスパート・ミーティングは未来の映画界で活躍する若手作家や、CG クリエーターが世界から集い、 HISTORICA に参加するゲストや、京都の映像製作に関わるプロ= エキスパートとが同じ場所で交流する場を提供することを目的とした京都ではじめてのプロフェッショナルなネットワークミーティングです。

Kyoto Filmmakers' Labについて

Kyoto Filmmakers' Labは国内外の時代劇に興味を持つ優秀な若手人材を対象に開催する時代劇映画の製作ワークショップです。110年の歴史を誇る京都の時代劇映画資産を優秀な若手才能に開くことで、京都のものづくりを次世代に伝えるとともに、ベルリン国際映画祭タレントキャンパス等への海外進出の足がかりを提供するものです。2008年度より京都府、京都文化博物館、東映京都撮影所、松竹京都撮影所、ドイツ文化センター京都等と共同で京都映画人材育成ラボ(Kyoto Filmmakers' Lab)として開催しています。
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