デジタル・アートと呼ばれるジャンルの作品を紹介するNHKBS2の番組「デジタル・ハリウッド」。以前ネットで話題になった谷口崇さんのシュールなアニメ『森の安藤』なども放送されたこの番組で、今年6月13日の放送で入選した動画が注目を集めています。
この動画の作者の澤田裕太郎氏は、デジタルハリウッド大学の一期生で、現在は同大学院でパペットアニメの製作を中心に活動されているとのこと。在学中から、「デジタルクリエイターズコンペティション2006」の優秀賞など様々な受賞歴を持ち、キー局のテレビ番組のOPなどを手がけてもきた期待の実力派・若手アニメーション作家のようです。この『奴との遭遇』は、そんな氏の卒業制作として作られたもので、財団法人デジタルコンテンツ協会が主催の「デジタルクリエイターズコンペティション」にて「銀の翼」賞にも輝いています。
世紀末を寝過ごしてしまい、既に人類が滅亡した後になって地球に来てしまった「恐怖の大王」が、崩壊後の地球で寝てみたり謎の正義の味方(?)とバトルをしたりして過ごす、このアニメーション。シュールな展開やトボけた味の会話が魅力的で、はてなブックマークのコメント欄でも「バカバカしくていい」、「なにこれおもしろい」と話題でした。興味のある方は、ぜひご覧になってはどうでしょうか。
YouTube - NHKデジスタ #356 入選作品『奴との遭遇』