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あの人のアイデアはどこから?有名クリエイターに学ぶ「発想法」


任天堂(岩田聡さん・宮本茂さん)

まずは幅広い年代に親しまれる作品を生み出し続けている、任天堂の岩田聡さんと宮本茂さんです。

ゲームを作っている時に宮本さんから出た「アイデアというのは複数の問題を一気に解決するものである」という言葉について、その考えはゲーム以外のいろんなものにも通じると語る岩田さん。ゲームを作る上で「人はなにを面白いと感じるのか」を常に考える宮本さんとのやりとりの中で、気づいたことがたくさんあるそうです。

宮崎駿さん

続いては世界中のクリエイターに影響を与え続けている、アニメーション監督の宮崎駿さんです。

「半径3メートルで仕事をする」という宮崎さんが作り出す作品は、全て自身の日々の体験から生まれたものだそう。先日京都で行われた養老孟司さんとの対談の中でも、「自分で実際にやってみて学ぶ」ことの大切さを語った宮崎さん。自身にとってまさに日常と映画は表裏一体なんですね。

押井守さん

同じく日本を代表するアニメーション監督の押井守さんです。

「多くのスタッフの感性が加算されるからこそ、映画は面白くなるんです。」と語る押井さん、作品を作る上では一人で考えるのではなく、他のスタッフのアイデアも生かしながら、少しずつ自分の作品にしていくそう。また先日東京で行われた展覧会では、じゃばら式のノートに新しい演出のアイデアをつづった押井さんのノートも公開されていました。

佐藤可士和さん

続いてはホンダやキリンをはじめ、数々の広告を手がけるアートディレクターの佐藤可士和さんです。

仕事でも日常の生活の中でも「常にどうしたら面白くやれるか」を考える、面白いからこそ一生懸命になれるという佐藤さん。「コンビニでペットボトルを買う2、3秒の間にも、なぜこれを手に取ったのか考える。それが仕事につながっていく。毎日がアイデアの源です」と語っています。

深澤直人さん

こちらはauのINFOBARなど、国内外の大手メーカーのプロダクトデザインを手がける深澤直人さんです。

「人間の行動はすべて環境によって左右されている。自分で動いているなどと思ったら大間違い。」という深澤さんは、「地下鉄が地下に入った瞬間、窓に映る自分を意識してしまう」といった、みんなの行動を変える「ほんの少しの変化」に気づくことの大切さを語っています。

箭内道彦さん

最後はタワーレコードの「NO MUSIC,NO LIFE」でもおなじみの箭内道彦さんです。

自身の仕事に対する考えを綴った「クリエイティブ合気道」も話題になっている箭内さん。相手の力を自分の力に変えてしまう、まるで合気道のような仕事術や、「アイデアは書き留めない」といった独自のルールにはハっとさせられるものがありますね。


テクニックではどうにもならないのが「アイデア」。クリエイターのみなさんは、日常の出来事や周りの人との会話など何気ないところからヒントを得ていたり、「自ら楽しむこと」を大事にしているのが印象的ですね。

またはてなブックマークニュースでは、以前にも発想法についての記事を掲載していますので、あわせて参考にしてみて下さい。


Title Photo by Dyanna

文: 飯塚朋子

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