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地球まであと6000万km!小惑星探査機「はやぶさ」がいよいよ帰還へ



ISAS | 「はやぶさ」地球引力圏軌道へ!地球まであとわずか / トピックス
ISAS | 小惑星探査機「はやぶさ」MUSES-C / 科学衛星

「はやぶさ」は、小惑星「イトカワ」の表面の物質(サンプル)を地球に持ち帰ることを目的とし、2003年5月9日にM-Vロケット5号機によって打ち上げられた小惑星探査機。2005年にはイトカワへの到達に成功し、その後はトラブルにより地球への帰還を3年延期していました。

これまで人類がサンプルを採取できた地球以外の天体は「月」だけでしたが、惑星が誕生したころの記録を多く持った天体と言われている「小惑星」のサンプルを採取することで、「惑星や小惑星を作るもとになった材料」についてや、「惑星が誕生するころの太陽系星雲内の様子」についての手がかりを得ることができます。今回はやぶさが採取したサンプルを地球に持ち帰ることができれば、人類初の快挙となります。

現在のはやぶさは地球まで約6000万kmの距離に到達しており、2010年6月の地球帰還を目指して運用されています。はてなブックマークのコメント欄でも、「引力が届くなら、お祈りも届くに違いない。無事帰れますように帰れますように帰れますように!」「うおおおお!!はやぶさ頑張れ!あと少しだ!! 」「はやぶさ帰還のニュースを見るだけで涙腺がゆるむ。」といった応援メッセージが多数寄せられ、期待が高まっています。

文: 飯塚朋子

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