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「自覚と責任を持って鉄道趣味を愛されるよう」――鉄道誌がマナー向上を訴え



『鉄道ファン』編集部から読者のみなさまへお願いとお知らせ|鉄道ニュース|2010年2月17日掲載|鉄道ファン・railf.jp
この声明ではまず、2月14日に起きた「撮り鉄」が団体用の貸切電車「あすか」の撮影のため線路に侵入し、列車の運行を30分もストップさせた出来事に触れ、「編集スタッフ一同が大きなショックを受け、危機感を深めたしだいです」とコメント。同誌では、線路や一般家庭に立ち入って撮影したような写真に関しては掲載しないとし、さらにマナーやルールを取り上げた記事も企画していることを明かしました。
最後は「みなさまも社会の一員としての自覚と責任を持って鉄道趣味を愛されるよう、本誌からもお願いを差し上げるしだいです」と結んでおり、同じ鉄道趣味を持つ仲間として、注意を喚起しています。
はてなブックマークのコメント欄では、「こんなことを書かなければならなくなったこと、編集部の中の人の悲しみが伝わります 」や「ファンの為にある雑誌を刊行している企業がこう言うお願いを掲載するまでの深刻な事態を鉄オタは今一度認識するべき」といった声がたくさん寄せられています。
大好きなものを愛でるためなら何をしてもかまわない、ということは決してありません。『鉄道ファン』編集部の声が渦中の人たちに届くことを願うばかりです。
文: タニグチナオミ

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