就職活動において、最終的に採用を決めるのが「面接」。今回は基本のマナーから気を付けたいNG回答、合格した人と面接官、それぞれの立場からのアドバイスまで、「面接」を受ける前にぜひ見ておきたいエントリーを集めました。
■最低限知っておきたいことは?
まずは面接の流れや服装といった基本マナーから見てみましょう。緊張した時の対処法も知っておくと安心です。
<基本のマナーを知ろう>
▽大阪府/面接の受け方
こちらは大阪府のサイトで公開されている「面接の受け方」のページです。「面接で見られるポイント」「印象を決めるポイント」「面接の流れ」「マイナスイメージとなる『くせ』」「よく聞かれる質問」といった気になる内容が分かりやすくまとめられています。マニュアルばかりこだわる必要はありませんが、まずは基本として知っておきたいですね。また会場までの移動時間や持ち物については、慌てないよう前日までにチェックしておきましょう。
<服装・身だしなみは大丈夫?>
▽スーツ、髪型、敬語…で不採用!エンジニア面接マナー/Tech総研
▽JOB@IT:転職活動にふさわしい服装・身だしなみ
▽第一印象もこれでバッチリ!スーツの“着こなし術&お手入れ術” - はてなブックマークニュース
▽今日から「デキる男」に!すぐわかるネクタイの結び方 - はてなブックマークニュース
特に指定がない限り、一般的にはスーツで行くことが多い面接。普段着慣れていない人は、スーツの正しい着こなし方やネクタイの結び方を覚えておきたいですね。意外と見落としがちな“靴の汚れ”などにもご注意を。
<緊張した時の対処法を知りたい>
▽面接、プレゼン…人前で話す時に「緊張しない」ためのヒント - はてなブックマークニュース
面接の際はどうしても緊張してしまうもの。こちらのエントリーでは、そんな時に少し気分を楽にする方法や、面接官からの「緊張していますか?」という質問を逆に自己PRに繋げる方法などを紹介しています。
■気を付けたいNG回答は?
続いては面接官の立場から見た、面接時のNG回答。自分では良かれと思って話したことが、かえってマイナスになってしまうこともあるようです。
▽人事が不採用ボタンを押す「面接NG回答ランキング」/Tech総研
こちらのエントリーでは、採用する立場から見た面接時のNG回答を次のようなランキングにしています。
- 1位:「応募の理由に疑問を感じる」(その会社のことをよく調べていない、やりたいことを聞いても夢ばかり見ていて具体的な話が見えてこない、など。)
- 2位:「会話が成り立たない」(これまでに培った経験を聞いても、具体的な経験ではなく技術の分野や言語の名前ばかり並べる、聞かれてもいないことを延々喋り出す、など。)
- 3位:「根拠のない自信過剰」(全て1人で解決したように天狗になっている、大学時代の研究について、自分ではなく学校や教授の自慢話をする、など。)
- 4位:「給与・制度・残業ばかり気にする」(自分の能力を引き出せる環境はありますか?といった主体性のない質問、一方的に年収アップを主張する、など。)
- 5位:「前の会社の悪口や愚痴を言う」(他社の批判をネタにその会社を褒める、能力が発揮できないのを前の会社のせいにする、など。)
面接官が最も困ってしまうのは、やはり「本気でその会社に入りたい」という意思が感じられない回答。他にも質問の意図から大きくハズれた回答や、前の会社や他の会社を批判するような内容もマイナスになってしまいます。
■受ける側、採用する側、それぞれの体験談から学ぶ
最後にご紹介するのは、「面接に受かった人」と「面接官」という、それぞれの立場からのアドバイスです。
<面接に落ちたことがない人の体験談>
▽面接で落ちたこと無い奴がアドバイスする - KAZAANATOMY
こちらのエントリーで紹介しているのは、“面接に落ちたことがない”という人が教える「面接のコツ」。
- 大げさには話しても、嘘は付かないこと。
- 面接のマナーに気を取られすぎない。
- 一番大切なことは「自分の意見を伝えること」
- 話す時はゆっくりと。噛んでも良いので、一生懸命伝える。
- 不意をつかれた質問は、「そうですねえ・・・」などと堂々と時間稼ぎをする。
- 基本は、「結論→理由→結論」で話す。
- 長所は、「説明→業務でどう役立つか」で話す。
嘘をついてしまうと後で突っ込まれた時に自分が困ってしまうことに。面接官が聞きたいと思っていることを、たとえゆっくりでも一生懸命伝えることが大切ですね。また、結論を先に話すというのは相手に分かりやすく話すための基本。自分の長所については、その会社でどう生かせるかを考えてみましょう。
<面接官からのアドバイス>
▽不倒城: 面接官をやり始めて分かったことと、思ったこと。
一方こちらは面接をする立場の“面接官”からのアドバイスです。面接に関しては、「全ての面接官に人を見る目があるわけではない。」「本業に忙しく、面接にやる気なく取り組んでいる面接官もいる。」「採用には運も大きく関わる。」というのも事実だと語る筆者。しかしそんな中でも、筆者自身の経験から、「面接官のやる気に応じた接し方をすると効果的」「重要な質問をさりげなく聞きたがる人が多いので、ひと段落ついた後の『何気ない』質問にも注意する。」といった面接官ならではのアドバイスが綴られています。
面接は担当者と直接話す機会だけに、話すのが苦手な人にとってはどうしても緊張してしまうものです。しかしたとえ話す途中でつまったり噛んでしまったりしても、最も重要なのは「自分の意見を相手に伝えること」だというのを心に留めておきたいですね。
またエントリーシートの書き方や就職活動に役立つサイトなど、就職活動については以前はてなブックマークニュースでご紹介したこちらの記事もぜひあわせてご覧下さい。
▽“受かる人”の違いは?押さえておきたいエントリーシートの書き方 - はてなブックマークニュース
▽社会人や人事担当者から、就活生へのアドバイス - はてなブックマークニュース
▽採用担当者の本音も聞ける? ネットで得られる就活情報を集めてみた - はてなブックマークニュース
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