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決め手はお湯の温度にあり?美味しい「コーヒー」の入れ方


■入れ方によって味も変わる?

コーヒーは、豆から直接抽出して入れる「レギュラーコーヒー」と、粉を溶かすだけで飲むことができる「インスタントコーヒー」に大別することができますが、レギュラーコーヒーの場合はさらに“入れ方”にも数多くの種類があります。

全日本コーヒー協会 | コーヒーレシピ | いれ方のポイント
レギュラーコーヒーの入れ方として、代表的なものがこちらです。

  • ペーパードリップ:ドリッパーに紙製のフィルタをセットし、粉とお湯を注いで抽出する最も一般的な方法。
  • ネルドリップ:フィルタとして紙ではなく布を使う方法。
  • ウォータードリップ:専用の機械を使い、水で抽出する方法。
  • サイフォン:空気圧を使って抽出する方法。
  • エスプレッソ:細かく挽いた挽いた豆を使い、沸騰の蒸気圧を利用して抽出する方法。

ネルドリップならコクのある味わいに、サイフォンならより香り高くなるなど、入れ方によって味も変化します。

■家で美味しくドリップするコツ&上手なコーヒーメーカーの使い方

専用の機械を使う本格的な方法もありますが、なかなか家で試すのは難しいですよね。今回は誰でもできる美味しい入れ方として、最も一般的な「ペーパードリップ」と、より簡単な「コーヒメーカー」を使う方法をご紹介します。

<ペーパードリップで美味しく入れるには?>
おいしいコーヒーの入れ方&ドリップ式・コーヒーメーカー編/ToNeGaWaCoffee
美味しく入れるには、まず「お湯の温度」が決め手になります。適温は沸騰したお湯をポットに移して約30秒〜1分置いたくらいの「85℃〜90℃」。沸かしたての熱いお湯で早めに抽出すると「苦味が強いさっぱりとした味わい」に、85℃位の湯でゆっくりと抽出すると「甘味とコクが強いまったりとした味わい」になるので、自分の好みに合ったベストなポイントを見つけて下さい。上記のエントリーは、その他のコツやありがちな失敗例を写真付きで紹介しています。

ペーパードリップについては、下記のエントリーも参考になります。
挽いて淹れる ペーパードリップの手順 厳選コーヒー生豆の販売と焙煎指導 〜横濱 自珈亭〜
第2回 名店の技を学ぶ! おいしい本格派コーヒーの淹れ方 - 快適生活 - 男のこだわりコーヒー事典
【ペーパードリップ・おいしいコーヒーの入れ方】サザ コーヒー

<コーヒーメーカーを使う場合もひと工夫!>
コーヒーメーカーで美味しくコーヒーを入れる方法| B-note
コーヒーメーカーで淹れるコーヒーがより美味しくなる3つのポイント : ライフハッカー[日本版], 仕事も生活も上手くこなすライフハック情報満載のブログ・メディア
コーヒーメーカー ちょっとおいしく飲む三つのコツ:コーヒー豆通販 Coffee SAKURA
粉とお湯をセットするだけで自動的にコーヒーを抽出してくれるコーヒーメーカーは、便利な反面、どうしても本来の旨味や風味が出にくくなってしまうという欠点も。しかし次のような工夫をすれば、コーヒーメーカーでもより美味しくコーヒーを入れることができます。

  • 粉と水をセットしてスイッチを入れた後、落ちてくるお湯が粉の半分位にまわったところで一旦スイッチを切り、お湯を粉にしっかりとなじませる。
  • ミネラルウォーター、もしくは一日置いた水道水を使う。
  • セットする前にコーヒーメーカーの電源を入れてしばらく置き、温めておく。
  • 粉を入れたら、表面を平らにする。
  • 出来上がったコーヒーは、下の部分はコクが強く、表面部分は薄くて渋めになっているので、よくかき混ぜる。

■「インスタントコーヒー」をもっと美味しく飲みたい!

最後にご紹介するのは、最も手軽に楽しめる「インスタントコーヒー」の美味しい入れ方です。

おいしいインスタントコーヒーの入れ方:コーヒー豆通販 Coffee SAKURA
インスタントコーヒーのおいしい入れ方(淹れ方) 遊んで学ぶお父さん
コーヒー スタイル coffee-style インスタント 美味しい 淹れ方
これらのエントリーによれば、インスタントコーヒーを美味しく入れるには以下のようなポイントが。インスタントの場合も、やはりお湯の温度が決め手になります。

  • カップはあらかじめ温めておく。
  • 粉は適量を守る。
  • お湯はドリップの時と同じように、沸騰して少し冷ました90℃前後のものを使う。
  • 砂糖を入れる場合はお湯を注いだ後に入れる。

またインスタントコーヒーは風味が飛びやすいので、開封後はなるべく早く使うようにし、掬う際は湿気が入らないよう乾いたスプーンを使うようにします。


家でもオフィスでも、手軽に美味しいコーヒーが楽しめると嬉しいですよね。同じ豆を使っても入れ方やお湯の温度で味が変わるので、ぜひ自分の好みに合った入れ方を見つけてみて下さい。


Title Photo by sh0dan

文: 飯塚朋子

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