一般的に、Windowsに比べるとコンピュータウイルスには縁がないと言われている「Mac」。Windowsの場合は常識のウイルス対策も「Macなら大丈夫」と思ってしまいがちですが、本当にそうなのでしょうか?今回は、「Macのウイルス対策」についてご紹介します。
■Macでもウイルス対策は必要?
「ウイルス対策は特にしていない」というMacユーザーも多いはず。Macの場合、本当に対策をする必要はないのでしょうか?
▽http://www.yomiuri.co.jp/net/qanda/20090907-OYT8T00712.htm
▽マックはほんとにウイルス感染はないの? - マッキントッシュのCMで「うち(マッ... - Yahoo!知恵袋
▽アップル、Macの利用者にウイルス対策ソフトウェアの利用を示唆 - CNET Japan
▽崩れゆく「Mac OS X安全神話」 (1/2) - ITmedia NEWS
▽セキュリティベンダに聞く「Macって安全ですか?」 − @IT
▽Mac狙いのマルウェアに新たな亜種、iPhotoに見せかけ感染狙う - ITmedia エンタープライズ
「Windowsに比べてシェアが少ない」「システムの構造上作りにくい」といった理由から、Windowsを狙ったものに比べるとMacを狙ったウイルスが圧倒的に少ないことは事実ですが、最近ではその数も徐々に増えてきています。現段階では深刻な被害にはなっていないものの、「Macだから大丈夫」とウイルス対策をしていないケースが多いことから、将来的には攻撃の標的になってしまう可能性も。深刻な事態になる前に、ウイルス対策はぜひ行っておきましょう。
■Macでのウイルス対策は何をすればいい?
続いては、Macでのウイルス対策を行う際に参考になるエントリーをご紹介します。
<「怪しいファイルは開かない」は基本!>
▽Macのセキュリティ・ウイルス対策、感染したら [Mac OSの使い方] All About
Windowsでウイルス感染する典型的なパターンとして、メールの添付ファイルによるものが挙げられます。Macの場合も同様に、信頼できない添付ファイルは開かないようにしましょう。またMac OS Xでは、アプリケーションを初めて実行する際、そのファイルを開く許可を求めるダイアログが出ます。許可する際は、文言をよく読んでから行って下さい。このダイアログが意図せず勝手に開いたりする場合は、何か怪しいソフトが動作している可能性もあるので要注意です。
<「アンチウイルスソフト」は入れておこう>
▽Mac用ウィルス対策ソフト | The Okano Mail
▽Macにアンチウイルスソフトいれてみた - Liquidfuncの日記
そして、やはりインストールしておきたいのが「アンチウイルスソフト」です。最近ではMac用のアンチウイルスソフトも選択肢が増えてきており、ニーズの高まりがうかがえます。これらのエントリーでは、Windowsでもおなじみの「Norton AntiVirus」や「Kaspersky Anti-Virus」など有償のソフトから、「ClamXav」「iAntiVirus」といった無償で使えるものまで、Macで使えるアンチウイルスソフトを複数紹介しています。「どのソフトを入れたらいい?」と迷った際には、ぜひ参考にしてみて下さい。
<無償で使える「ClamXav」>
▽ClamXAV | Effective, trusted anti-virus and malware scanner for macOS
▽必ず入れておきたいMac用アンチウイルスソフト「ClamXav」 - sorarium
▽わかばマークのMacの備忘録 : ClamXav
▽わかばマークのMacの備忘録 : ClamXav で初めてウイルス検出した
無償で使えるMac用のアンチウイルスソフトとしてよく知られているのが、こちらの「ClamXav」。シンプルな操作で、指定したフォルダ内をウイルス定義に基づいてチェックし、感染したファイルがあれば教えてくれます。サイトは英語ですが、ソフトは日本語にも対応しています。
Macを狙ったウイルスへの対策はもちろんですが、中にはMacでは感染しないウイルスが含まれたファイルを、そうとは気づかずWindowsユーザーに送ってしまい、感染が広がるケースもあるとのこと。「Macだから大丈夫」と安心せず、充分な対策をしていきたいですね。
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