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ARGとARの違い、わかりますか?ARG情報局が両者について言及



ARG情報局: ARG ≠ AR 技術のゲーム
日本国内のARG情報を配信している「ARG情報局」によるこちらのエントリー。“名前がにているため、しばしば間違えられるのですが、ARG は「AR技術を用いたゲーム」という意味ではありません”という冒頭から始まり、両者の違いを述べています。
そもそも、ARGとはAlternate Reality Game(代替現実ゲーム)の略で、自分自身が主人公となって、Webや実在する場所などに仕込まれた謎を解き物語が進んでいく、というもの。一方、ARとはAugmented Reality(拡張現実)の略で、コンピュータを用いて現実世界に情報を付加提示する技術や、情報を付加提示された環境のことを指します。最近では「セカイカメラ」や「AR三兄弟」によるパフォーマンスなどで知られていますよね。こうして見ると、本質がまったく違いますよね。
しかし、このエントリーの中ではAR技術を使ったとあるゲームを紹介しており、「もっと広く見れば、これもあるいは ARG の一種と呼べるのかもしれません」とも言及しています。そのゲームというのがこちら。

http://www.youtube.com/watch?v=cNu4CluFOcw&feature=player_embedded

ARG の1つの条件として、現実とゲームの境目があいまいだという要素があります。このゲームでは現実の机の周りを動き回りながら攻撃し、お菓子を机に置くことでアイテムを使うということで、その条件は満たしています。
このように、AR技術は、現実と仮想の境界を曖昧にするという性質上、定義上はARGと極めて相性がいいのです。
SIG-ARGの目標の1つに、活動を通じてARGの定義を考えていく、というものがありますが、AR技術を利用したゲームというものも、間違いなく考察対象の1つとなるでしょう。
ですが、今現在、一般的には、ARGと「AR技術を使ったゲーム」はまるで違う意味だ、ということはご承知起き頂ければ幸いです。

性質は違えど、共通点もある「AR」と「ARG」。どちらも、今後の発展が楽しみですね。

文: タニグチナオミ

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