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二次元に恋したっていい?「お~いお茶新俳句大賞」に驚きの一句が



何故これを大賞にしたし
第二十八回 伊藤園 お〜いお茶新俳句大賞

こちらの写真に映っているパッケージには、昨年のコンテストで「佳作特別賞」に選ばれた5つの作品が掲載されていますが、中でもひときわ目を引くのが一番右にある「二次元に恋をしたっていいじゃんか」という句。はてなブックマークのコメント欄では、「選者が『二次元』の意味を分かってないと大賞には選べない 」「17歳の女の子がこういうことを言っているといい時代になったものだというか、それを大賞に選ぶほど洒落の分かる奴がいて本当にいい時代だなというところか」と、意外な選考結果に驚く人や、この句を選んだ審査員に感心する人が続出しています。また「左端の『こんなことをしてる場合か夢の中』が返歌になってるな。」「右2つが並ぶとなんだかすごく…リアクションに困る」と、関係ないはずの他の句まで違う意味に思えるという意見も。

ちなみにこの「お~いお茶新俳句大賞」は、伊藤園が平成元年から毎年実施している俳句コンテスト。五・七・五のリズムになっていれば作品のテーマは自由で、自分で感じたことや思ったことを季語や定型にとらわれることなく、自由に表現することができます。審査にあたるのは俳句協会のメンバーやジャーナリスト、言語研究者といった専門家が中心で、昨年第20回の最終審査員には、作家の阿川佐和子さんや女優の吉行和子さんといった著名人も参加しています。コンテストの部門は、日本語俳句と英語俳句の2部門。日本語俳句は年齢別にさらに5部門に分かれ、最優秀賞にあたる「文部科学大臣賞」に選ばれた作品には、賞金50万円が贈られるそうです。

過去の受賞作品については、公式サイトからも見ることがきます。作品の募集は、毎年11月3日(文化の日)から翌年2月末日まで実施されているとのこと。次回はぜひ、あなたも応募してみてはいかがでしょうか?

文: 飯塚朋子

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