• Twitter
  • Facebook
  • Google+
  • RSS

冷蔵庫の使い方でも工夫できる?家庭でも気を付けたい「食中毒対策」


■食中毒にかからないためには?

家で食事を作る際は、調理の間だけでなく、食材を選ぶ際や保存の仕方にも注意しましょう。

<食中毒予防“6つのポイント”>

食中毒|厚生労働省
厚生労働省のサイトでは、家庭での食中毒予防のポイントを「食品の購入」「家庭での保存」「下準備」「調理」「食事」「残った食品」の6段階に分けて紹介しています。

買い物の際は賞味期限をチェックしながらできるだけ新鮮なものを選び、買ったものは家に帰ったらすぐに冷蔵庫に入れましょう。冷蔵庫の詰め具合は多くても“7割”程度を心がけ、温度は冷蔵庫なら10度以下、冷凍庫なら-15度以下が目安です。保存の際は、肉や魚の汁が漏れないように気を付けます。

下準備や調理の際は、自分の手や調理器具をこまめに洗い、常に清潔に保つようにします。冷凍していた食材を使う場合は、冷凍と解凍を繰り返すと菌が増殖する原因になるので、使う分だけ取り出し、解凍が終わったらすぐ調理するようにしましょう。また加熱する際は、「中心部の温度が75度で1分間以上加熱」が目安とされています。

そして食事の際も、手や食器は清潔に洗いましょう。残った料理を保存する場合も、少しでもにおいや味がおかしいと思ったらすぐ捨てるようにします。これら6つのポイントについては、上記エントリーから動画でも見ることができます。

<赤ちゃんには特に注意を!>

食中毒から身を守るには:農林水産省
特に食中毒のリスクが大きい赤ちゃんには、周りの大人が充分気を付けてあげることが大切です。哺乳瓶は清潔に保ち、ミルクは作り置きせず、飲ませる時にその都度作るようにしましょう。母乳を冷蔵庫で保存するときは24時間以内に飲ませるようにし、それよりも長く保存したい場合は、専用の袋を使って冷凍保存します。

<お弁当作りで気を付けたいことは?>

調理のコツや抗菌レシピも!そろそろ気になる梅雨時のお弁当対策 - はてなニュース
調理してから食べるまでの時間も長く、十分に冷やして保存することも難しい「お弁当」。傷みやすいおかずは入れるのを避け、梅干しやショウガ、酢、わさびといった殺菌作用のある食材を取り入れるのがオススメです。

■かかってしまった時はどうする?

では万が一食中毒にかかってしまった場合は、どうすればいいのでしょうか?

 
http://www.kenko-chiba.or.jp/06Topix/01syokutyuu/00syoku_top.html
食中毒かな?と思ったら:農林水産省
腹痛や下痢、嘔吐などが一般的な食中毒の症状。「食中毒かな?」と思ったら、安易な自己判断はせず、お医者さんに見てもらうようにしましょう。食べたものや吐いたものは原因を特定するのに役立つので、残っていれば受診の際に持って行きます。また他の人へ感染を広げないために、かかったおそれのある人については、調理をしない、お風呂には最後に入る、衣類は別に洗うといった工夫をしましょう。


重度の場合は命にかかわることもあるので、軽視は禁物な食中毒。特に小さい子供やお年寄り、妊娠中の女性や持病がある人は症状が重くなりやすいので気を付けたいですね。


Title Photo by (matt)

文: 飯塚朋子

関連エントリー