2010年の土用の丑の日は、7月26日(月)。うなぎが食卓に並ぶ家庭も多いのではないでしょうか。しかし、なぜ土用の丑の日にうなぎを食べるかご存じでしょうか?そもそも、土用の丑の日とはどんな日なのでしょう。今日は、土用の丑の日の素朴な疑問や由来、おいしいうなぎの見分け方などを紹介します。
■なぜうなぎを食べるの?
土用の丑の日とは一体、どんな日なのでしょうか?以下のサイトを参考に、土用に丑の日の成り立ちやうなぎを食べるようになった由来を紐解きます。
<土用の丑の日って?>
まず土用とは、立春・立夏・立秋・立冬など、各季節の終わりにあたる約18日間のこと。本来なら1年に4回存在する土用ですが、一般的なのは「夏の土用」となります。
そして、丑とは年・月・日・時の順序を示す十二支のことで、土用の期間中にある丑の日が、「土用の丑の日」となります。
<なぜうなぎ?>
日本独自の文化とも言える、土用の丑の日にうなぎを食べる習慣。この由来に関しては諸説ありますが、一番有力とされているのが、江戸時代の学者・平賀源内が発案したという説。うなぎ屋から売り上げ不振の相談を受けた平賀源内が、「今日は土用の丑の日」と書いた張り紙を店先に出して宣伝すればいい、とアドバイスした結果、うなぎ屋が繁盛し江戸庶民に普及したと言われています。
■うなぎは栄養たっぷり!
毎年、本格的な夏の到来とともに迎える土用の丑の日。暑さで夏バテになりやすいこの頃、うなぎを食べるのはとっても体に良いとされています。
▽ うなぎの栄養は?
こちらのサイトによると、うなぎはビタミンAやB1、B2、Dといった豊富なビタミン類に加え、DHA、EPA、ミネラルなど、体に良い栄養素がたっぷり含まれた食べ物と言われています。また、疲労回復や美容効果、脳卒中・高血圧の予防など、期待できる効果も盛りだくさん。カロリーも低いのが特徴です。
■おいしいうなぎの見分け方
日本人にとって、欠かせない食べ物となっている土用の丑の日のうなぎ。スーパーやデパートなどでも、パックに入ったうなぎのかば焼きがズラリと並びます。
上記のサイトでは、皮がやわらかく、おいしいうなぎの見分け方が紹介されています。
腹まわりの薄い肉の部分が上を向いて巻いているうなぎは皮が軟らかく、食べやすいそう。また、表面がザラザラしており、幅が広めでぺたっとしているものはよく焼けていておいしいとのこと。ぜひ、お近くのスーパーで見比べてみてください。
■関東は背びらき、関西は腹びらき
日本全国で食されているうなぎですが、地域によって調理法が違うことも。
▽ http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/unchiku/414.html
一番代表的なのは、「背びらき」と「腹びらき」の違い。関東では“背開き”=“腹を裂くと切腹を連想して縁起が悪い”と考えられていたから。逆に関西では“腹開き”=“「腹を割って話せるように”とされていたからだそう。関東は武家社会の江戸の考え、関西は商人の町・大阪の考えが根本にあったと言われています。 また、串のさし方や焼き方、タレのつけ方もそれぞれ違い、味にも違いがあります。
■おいしくて簡単!うなぎのタレの作り方
うなぎを食べる上で欠かせないのが、ごはんとも相性ばっちりなタレ。こちらのページでは、手軽でおいしいタレの作り方が紹介されています。
▽ もっと、うなぎのタレ! by ぴよまめ。 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが320万品
使う材料は、砂糖、醤油、みりんの3つのみ。これらを弱火で煮詰めれば完成です。たっぷりかけて、ちょっとした贅沢を味わってみてはいかがでしょう?
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