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今敏監督急逝――永眠前に記した“最期の言葉”に、早すぎる死を悼む声



今 敏 永眠のお知らせ - KON'S TONE

8月25日にオフィシャルサイト「KON'S TONE」で発表された、今敏監督の逝去。発表前からTwitterや2ちゃんねるなどで今監督死去の情報が飛び交っており、真偽のほどが議論されていました。公式発表後は、「ショックだ」「涙が止まらない」などの声が飛び交いましたが、何より衝撃を与えたのは、今監督が最後に綴った「さようなら」というブログでした。

NOTEBOOK>>NOTEBOOK>>ブログアーカイブ >> さようなら - KON'S TONE

「忘れもしない今年の5月18日。」という一文から始まるこのエントリーでは、医師から「末期のすい臓がん」と告知を受けたこと、妻である京子さんと協力し生き延びるための方法を模索したこと、次回作「夢みる機械」への懸念、最後まで尽力してくれた友人や両親、恩師に向けた感謝の言葉などが記されています。

今監督の人柄を思わせるようなしっかりとした文面と、感謝の言葉があふれた内容に、関係者やファンからは偉大な監督の死を悲しむ声が相次ぎました。

今監督が大ファンで、作品にも音楽を提供していた平沢進さん。
Susumu Hirasawa on Twitter: "充分な力になれなかったことが悔やまれる。"

充分な力になれなかったことが悔やまれる。

株式会社ガイナックスの取締役統括本部長、武田康廣さん。
武田康廣 on Twitter: "今敏さんの訃報をさっきmixiで読んだ。47歳。もう吉祥寺の飲み屋で会う事がないのか。悲しすぎる。"

今敏さんの訃報をさっきmixiで読んだ。47歳。もう吉祥寺の飲み屋で会う事がないのか。悲しすぎる。

※実際は46歳

「機動警察パトレイバー」シリーズなどで知られる、漫画家のゆうきまさみさん。
ゆうき まさみ on Twitter: "今敏監督は僕にとっては絶対的に信頼のおける作家でした。あの作風がもう見られないとは悲しくて仕方がありません。"

今敏監督は僕にとっては絶対的に信頼のおける作家でした。あの作風がもう見られないとは悲しくて仕方がありません。

また、匿名掲示板2ちゃんねるでも、追悼の書き込みが相次ぎました。
アニメ監督『今敏』が最後に書いた日記 - ゴールデンタイムズ

はてなブックマークのコメント欄にも、「あの今さんがもう二度と帰ってこないなんて…。ご冥福をお祈り致します」「人は死ぬことを、ここまで正面に受け止めることができるかと思った」「なんでだ。こんな才能ある人が。」などのコメントが寄せられています。

※8月25日現在、公式サイトはアクセスしづらい状況が続いています。

文: タニグチナオミ

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