今月9月12日まで東京と徳島の「ufotable Cafe」で開催されていた人気アニメ「化物語」の原画展で、展示されていた原画2点が盗難されたことが分かりました。原画展を主催したアニメ制作会社のufotableは、原画の返却と情報提供を呼びかけています。
▽creator's office ufotable
「化物語」は、昨年2009年夏にテレビ放送された西尾維新さん原作の人気アニメ。全12話のテレビ放送終了後は残りの3話を番組公式サイトで配信するというユニークな試みが行われ、注目を集めました。
東京と徳島の「ufotable Cafe」では、7月にこの作品のBlu-ray&DVD第六巻が発売されたことを記念して、原画の展覧会を8月10日(火)から9月12日(日)まで開催しました。展覧会は大盛況のうちに終了したとのことですが、主催したufotableは展示期間中に作品の“盗難事件”があったことを発表しています。
公式サイトによれば、事件が起きたのは9月7日(火)で、盗まれたのは作画監督修正の絵2点とのこと。ufotableはアニメを制作しているスタッフや関係者に謝罪するとともに、「コピーではなく現物ですから、非常に大事な制作資料です。今後の『化物語』シリーズの制作や、『化物語』関連の制作物にも必要なものです。」と、原画の返却を求めています。
「ファンに楽しんでもらいたい」というスタッフの思いを台無しにする盗難行為。一刻も早い返却を願いたいですね。ufotableは、盗まれた原画に関する情報提供も呼びかけています。