マッドハウスは11月12日(金)、アニメーション監督の故・今敏さんが生前に監督を務めていたアニメーション映画「夢みる機械」の制作続行を発表しました。
▽ Under Maintenance.
▽ madhouse.co.jp
「夢見る機械」は、今さんが次回作として制作・監督を務めていたSFアニメーション映画作品です。制作が進められていた今年2010年8月、今さんはすい臓がんのため、46歳という若さで逝去。「夢みる機械」の制作は一時中断されていました。
しかしマッドハウスは11月12日、公式サイト上で、「待ち望んで頂いている世界中のファンの方々のため、そしてこの作品の完成を誰よりも熱望していた今監督のために、監督の意思を継ぎ、監督代行の下、制作を再開することをご報告申し上げます」と、制作の続行を表明しました。今後は作画監督を務める板津匤覧(いたづ よしみ)さんが監督代行として指揮をとるのだそう。公開日はまだ未定とのことです。
今さんの最後のメッセージが掲載された公式ブログには、「一番の心残りは映画『夢みる機械』のことだ。映画そのものも勿論、参加してくれているスタッフのことも気がかりで仕方ない。」という、制作の行く末を案じる言葉が残されていました。はてなブックマークのコメント欄でも、「どうか公開されますように」「なんとか遺志を継いで立派に作り上げて欲しい。」と、制作続行を望む声が多く寄せられていました。