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『ラブひな』赤松健さん、絶版マンガの無料配信事業を開始 公式ブログで明かす



(株)Jコミックテラスの中の人
赤松 健 (@KenAkamatsu) | Twitter

赤松さんのブログ「(株)Jコミの中の人」で明かされたのは、Web上で横行するマンガの違法アップロードやダウンロードを懸念した赤松さんが、作者にきちんと収入がある「絶版マンガの図書館」を作るべく考案した新サービスです。

気になるシステムですが、まず、作者が許可したマンガを一般ユーザーがスキャンし、データをアップロードします。投稿されたデータは、スタッフのチェックを経て、広告付きで無料公開。作者にはその広告収入が還元されます。データは、DRM(デジタル著作権管理)がかかっていない、PDFファイルで配信されます。


11月26日(金)には早速、専用サイト「Jコミ」のベータ版をオープン予定。広告のクリック数などの調査を兼ねて、『ラブひな』全14巻を無料で公開するそうです。これに対し赤松さんは、「私(赤松健)にはお金は入りませんので、広告に興味を持たれましたら、遠慮無くクリックして下さい。(笑)そして将来このサービスで、他の漫画家先生たちにどれくらい還元できるか、試算できればと思います」と意気込みを語っています。

また、11月18日(木)に更新されたエントリーでは、Twitterやブログのコメント欄などに寄せられた質問をまとめたFAQサンプルを公開。成年マンガの扱いや資金面での会社の維持方法など、核心に迫った質問に細かく回答しています。今後も、最新情報やサービスの進行状況は、同ブログにて発表されるそうです。

文: タニグチナオミ

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