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2010年、一番おもしろかったアニメは?アニメ好きによる座談会

暮らし インタビュー


■今年はどれくらいアニメを見た?

タニグチ:今年、定期的に見たアニメはどれくらいありますか?

大西:僕は子供と一緒にアニメを見ることが多かったので、幼年向けの作品が多かったです。10本弱は見てたかな。それ以外のアニメは3~4本ですね。

伏井:僕は1週間3~4本くらいで、有名どころの作品を押さえている感じです。今期は伏見つかささんのライトノベルが原作の「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」と、榎戸洋司さんがシリーズ構成を手掛けた「STAR DRIVER 輝きのタクト」あたりをメインで見てました。

大西:「STAR DRIVER」はおもしろい。

伏井:特徴的なフレーズが多いんですよ。「アプリポワゼ!」とか「綺羅星!」とか。会社やTwitterで共通の話題になっているので、ずっと追ってます。

大西:あと謎が多いと、話題になりやすい。「STAR DRIVER」だったら、4人目の巫女は誰なんだろう、とか。

伏井:そうなんです。「こういう演出があったから、あれはこういうことなんじゃない?」なんて、話すこともできるし。
そう考えると、今期しっかり見ていたのは3本くらいかな。今年のトータルで言えば12本とか15本くらい。

飯塚:私はすごく少なくて、しっかり見ていたのは1クールに1~2本くらいです。最初から最後まできちんと見たのは、4本くらいかも。あとは劇場版をいくつか見ました。今期見たのは「STAR DRIVER」と、「薄桜鬼 碧血録」という新選組のアニメです。 最後がすごく「ええええ!」と思う終わり方でビックリしましたが…。女性向けっぽい作品なんですけど、主人公の女の子が可愛くて男性ファンもけっこういるようです。声優が桑島法子さんですし。

伏井:桑島さん要素は大事ですね!

タニグチ:私は東村アキコさん原作の「海月姫」しか追えてないんですよ…。「STAR DRIVER」も途中まで見てたんですけど、6話くらいで挫折してしまって。あと前クールから「屍鬼」を見てたんですが、あまりにも怖くなってやめちゃいました。

伏井:「屍鬼」はマンガで読みましたが、かなり怖いですよね。

タニグチ:夜中っていうのが、また怖くて…。そう考えると、今年は4~5本くらいしか見てないです。


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■「プリキュア」「ひだスケ」「けいおん!!」「四畳半」――今年一番おもしろかった作品は?

タニグチ:一番よかった作品はどれですか?

大西:幼年向け作品の中では、プリキュアシリーズの最新作「ハートキャッチプリキュア!」がおもしろかったです。まだ終わってないですけど。

伏井:今作は盛り上がるポイントが多かったですよね。

大西:そうだね。「この人もプリキュアだった」というビックリの展開や、「先代のプリキュア」という発想があったりとか。あと、シリーズディレクターや演出、キャラクターデザイン、音楽などのスタッフが「おジャ魔女どれみ」と一緒で、東映の女児向けアニメのなかでは集大成という感じでした。

タニグチ:大人部門は?

大西:今期だと「STAR DRIVER」「けいおん!!」「おおきく振りかぶって」がおもしろかったですね。こうみると2期ばっかりだな…。あとは湯浅政明監督の「四畳半神話大系」かな。

伏井:僕はTBS系列で放送された「ひだまりスケッチ×☆☆☆」が好きでした。Twitterの実況が気になって見始めたんですが、おもしろかったです。キャラクターもかわいいですし。

大西:僕も実況のために見てたけど、最後まであんまりおもしろさがわからなかったんだよなあ。

タニグチ:おっとアンチですね!

伏井:(笑)。僕は好きでしたよ。あとはWebコミックが原作の「WORKING!!」がよかったです。「刀語」も1年ずっと見てました。

タニグチ:「刀語」の1か月に1回の放送ってすごいスタイルですよね。

伏井:原作の西尾維新さんのストーリーもおもしろいし、個人的には「とがめ」役の田村ゆかりさんの演技力がすごいと思いました。

飯塚:私は「けいおん!!」ですね。私自身、高校時代に軽音部に入っていて、部活帰りに本編に登場する楽器店の「JEUGIA」に行ってギターの弦を買ったり、楽器の面倒を見てもらったりしていたんです。なので、他の人とは違う見方というか、昔の自分に重ねて見てました。

タニグチ:「けいおん!!」は、京都に住んでいるだけでも、かなり親近感ありますよね。映画もライブもあるし、まだまだ「けいおん!!」ブームは続きそう。

飯塚:あとは、映画ですけどテレビ東京系列で放送されていた「銀魂」の劇場版がすごくよくできていて、ぜひいろんな人に見てほしいと思います。

タニグチ:「銀魂」アニメ再開も決まりましたね。

飯塚:そうですね。劇場版はTVシリーズのリメイクでしたが、絵を描き直していたり、新しいシーンやTV版には出ていないキャラクターがいたりしていて、スタッフの気合いが伝わってきました。見せ場の殺陣シーンも迫力がすごかったし、声優さんの演技と絵と音楽がすべてマッチしていて、鳥肌の立つ映画でした。

伏井:すごいプッシュですね!

飯塚:私、初日に友達と見に行ったんですが、思わず前のめりになっちゃったんです!劇場内も拍手が起こったり大笑いしたりしていて。

タニグチ:そこまでオススメされたら、一度見てみたいです。
私は「けいおん!!」と「四畳半神話大系」ですね。「四畳半神話大系」は、湯浅政明監督らしい作風も独特な絵も、上田誠さんの脚本も、すべてがよかったです。特に最終2話の勢いはすごかったですね。オープニングとエンディングのビジュアルも素敵でしたし。いい意味で「アニメらしくない」作品だと思いました。

伏井:そうですよね。絵のタッチも、今主流のアニメとはちょっと違ってて。

タニグチ:あれは、ノイタミナ枠だからこそできた作品だと思いました。あと「けいおん!!」はもう言わずもがなというか…。私が語るまでもないと。

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■2期に劇場版――最近のアニメの傾向

タニグチ:今年は2期や劇場版を公開する作品が多かった気がします。

飯塚:何年も続けている作品って少なくなりましたよね。

タニグチ:昔は2年や3年くらい続く作品がほとんどでしたよね。そのあと次第に、1クールで終わる作品が増えてきていたけれど、最近はちょっと間をあけつつ2期や3期を放送する流れが主流になっているような。

伏井:テレビで盛り上げて盛り上げて劇場版、という感じですよね。

タニグチ:新しい作品は減るかもしれないですが、好きな作品を長くみられるという点においては、いいかもしれないですね。

大西:そもそも、1クールって短いよなあ。

タニグチ:原作のある作品とかって特にそんな感じですよね。

伏井:先を知ってると、この後の放送回数で終わるのか!?とか心配になる。

飯塚:そうそう。

タニグチ:劇場版やイベントなど、テレビという枠から出ている作品も多かった気がします。

伏井:あと、Twitter公式アカウントを持ってる番組も多かった。「○話が東京で放送されました!」というツイートをよく見かけました。

タニグチ:あれ、リマインド効果ありますよね。「あ!見なきゃ」となる。

飯塚:Twitterでの実況も多かったですね。

伏井:放送が早い東京に住んでいる人が実況してて「まだ見てないからやめて!」というのは何度かありました(笑)。

飯塚:見ていなくても、どんな話なのか、どんな流れなのかは大体分かりますよね。

伏井:みんなで楽しめる、というのはアニメの一つのキーワードな気がします。「STAR DRIVER」とかのセリフもそうですが。


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■来期楽しみなアニメは「放浪息子」「まどか☆マギカ」「もしドラ」

タニグチ:来期楽しみにしてる作品はありますか?

大西:ノイタミナの「放浪息子」は気になりますね。

伏井:僕も結構楽しみです。あと「魔法少女まどか☆マギカ」が、シャフトが制作ということで期待しています。関西がいちばん放送が早いらしいので、Twitterで負けない(笑)。

大西:あとは冨樫義博さん原作の「レベルE」とか。あ、「もしドラ」もNHKでアニメ化だっけ。

飯塚:制作がプロダクションI.Gなんですよね。

タニグチ:マンガ連載も始まって映画化もされて、「もしドラ」は本当にすごい人気ですよね。

伏井:来年は、京アニがあらゐけいいちさんのマンガ『日常』をアニメ化するという話も。

タニグチ:来年も楽しみなアニメがいっぱいですね。

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文: タニグチナオミ

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