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超音速はどんな世界?戦闘機のテストパイロットによる体験談がすごい



三菱重工 航空宇宙事業本部|パイロットの話
三菱重工 航空宇宙事業本部|パイロットの話 「コックピットから その1」

三菱重工の航空宇宙事業本部は、宇宙ステーションに設置された日本実験棟「きぼう」の開発や生産のほか、戦闘機や民間航空機の開発などにも携わっています。公式サイトのコンテンツ「パイロットの話」では、戦闘機の飛行試験中に体験する様々な出来事について、パイロットが12章にわたって解説しています。

「その1」では、音速飛行から超音速飛行に至る経緯が細かく説明されています。音速を超えると機体はどんどん加速し、1.2マッハ付近では振動や騒音がなくなって、「ただ青い空が広がるだけ」になるとのこと。特別な戦闘機を除いて機体の速度限界は2.2マッハ、時速2600キロメートルほどで、名古屋~東京間を約8分で通過する速度だそうです。

このほかにも、コックピットの仕組みや、「生きているのがやっと」とされるほど体にのしかかる重力の話など、普段の生活では体験できない出来事が臨場感とユーモアあふれる文体でつづられています。実際のパイロットによる体験談に、はてなブックマークのコメント欄には、「日常からわずか10km離れた場所に未知の世界」「予想以上に面白かった。すごいなあ」「わくわくしながら読んだ。ちょっと鳥肌立った」といった声が寄せられています。

文: あおきめぐみ

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