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JAXAが小惑星探査機「はやぶさ2」の状況を公開 2014年打ち上げ、2020年帰還を目標に



JAXA|はやぶさ2の状況について

公開されたPDFファイルには、6つの項目に分けて、はやぶさ2の運用に関するプロジェクトの意義、目標、ミッション・スケジュール、探査機の概要、開発研究移行評価後の状況が掲載されています。はやぶさ2では、2010年6月に地球へ帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の経験を継承しながら、目標とする小惑星のサンプルを持ち帰り、太陽系の起源・進化の解明や生命の原材料物質の調査を行うとしています。

ミッション・スケジュールによれば、2014年に打ち上げ、2015年に地球スイングバイを行い、2018年に目標の小惑星「1999JU3(C型・地球接近小惑星)」に到着する予定とのこと。2019年には衝突体を小惑星に衝突させる実証を行い、その後小惑星を出発、2020年の地球帰還を目指します。

探査機の概要では、はやぶさ2の外観や搭載されるアンテナなどの情報が掲載されています。質量は600kgと、前回のはやぶさ(510kg)よりもやや重めになるそう。打ち上げはH-IIAロケットで行われる予定です。

JAXAは「はやぶさ2の開発研究段階における作業が終了し、開発移行の準備が整ったため、宇宙開発委員会での開発移行の評価を受けることとする」としています。

文: あおきめぐみ

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