任天堂は7月28日(木)、携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」の価格を、8月11日(木)から15,000円(税込)に値下げすると発表しました。値下げの理由について、任天堂の岩田聡社長は「今思い切った手を打たなければ、多くのお客様にニンテンドー3DSを楽しんでいただく未来がつくりだせない可能性が高まったと判断したため」としています。
▽ 任天堂株式会社 | ニュースリリース「ニンテンドー3DS値下げのご案内 8月11日より、メーカー希望小売価格を15,000円に」(PDF)
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ニンテンドー3DSは、3Dの立体視映像でゲームが楽しめる携帯ゲーム機として、2月26日に希望小売価格25,000円(税込)で発売されました。岩田社長は発売から半年足らずでの大幅な値下げについて、「任天堂の過去の歴史にはありませんでした」とコメント。すでに購入したユーザーからの信頼を損ない、批判を受けかねないことだとしながらも、発売前と発売後で状況が大きく変化したことから値下げに踏み切ったと説明しています。
8月10日(水)までに値下げ前のニンテンドー3DSを購入したユーザーに対し、「ニンテンドー3DS アンバサダー・プログラム」が適用されます。このプログラムは、ファミリーコンピュータ(ファミコン)とゲームボーイアドバンス向けのバーチャルコンソールタイトルを、それぞれ10作品ずつ無償配信するというもの。ファミコンのタイトルは、年末までに配信される予定のタイトルを9月1日(木)から先行して配信します。追加機能のある正式版が有償で配信された際は、無償でアップデートできます。ゲームボーイアドバンスのタイトルは、プログラム参加者限定で、年内の配信を予定しています。プログラムへの参加方法は、公式サイトをご確認ください。
発表されたタイトルは以下の通りです。
<ファミコン>
- スーパーマリオブラザーズ
- ドンキーコングJR.
- バルーンファイト
- アイスクライマー
- ゼルダの伝説
他5タイトル
<ゲームボーイアドバンス>
- スーパーマリオアドバンス3
- マリオカートアドバンス
- メトロイドフュージョン
- メイドインワリオ
- マリオvs.ドンキーコング
他5タイトル