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福島の原発事故についてまとめた民間の“報告書”が3/11に出版 電子書籍版も



http://rebuildjpn.org/fukushima/report
http://rebuildjpn.org/news/998

「福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書」は、カラー16ページ、モノクロ403ページで構成されています。表紙には、福島中央テレビが2011年3月12日に撮影した、福島第一原子力発電所1号機の水素爆発の瞬間を掲載しています。本文は4部構成で、事故の原因や被害の拡大をめぐる因果関係を「近因・中間因・遠因」の枠組みから分析しています。巻末には、近藤駿介原子力委員長が官邸中枢の依頼を受けて2011年3月25日に作成した「最悪シナリオ」の全文を収録しています。

民間事故調は報告書の制作にあたり、事故対応の当事者を招いて約2時間~3時間のインタビューを行ったそうです。インタビューを受けたのは、菅直人前首相、枝野幸男経済産業大臣(事故当時は官房長官)、海江田万里元経済産業大臣、細野豪志環境大臣・内閣府特命担当大臣、福山哲郎前内閣官房副長官ら事故時に政務中枢にいた政治家と、班目春樹原子力安全委員長、深野弘行原子力安全・保安院長などの事故収拾に当たった当事者です。加えて、近藤駿介原子力委員長、久木田豊原子力安全委員長代理といった、事情をよく知る人物にもヒアリングを行っています。

東京電力に対しては、勝俣恒久会長、清水正孝前社長、吉田昌郎前所長など、経営陣のトップや現場責任者にインタビューを申し込んだものの、協力が得られなかったとのことです。代わりに、東京電力の元経営幹部や社内関係者へのインタビューで情報を集めたそうです。

当初は非売品として部数限定で制作されましたが、問い合わせが多数あったため、取次を通さない出版社「ディスカヴァー・トゥエンティワン」から実費での出版が決まったとのことです。

民間事故調は、事故に強い関心を持つ科学者や法律家、エネルギーの専門家など、6人で構成される民間の委員会です。同委員会の指導と監督のもと、研究者や弁護士、フリーランスのジャーナリストなど約30人がワーキング・グループのメンバーとして、報告書作成のための実務を担当しました。

報告書を発表した2月28日の記者会見の様子は、以下の動画で閲覧できます。


Video streaming by Ustream

http://www.ustream.tv/recorded/20750327

福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書

福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書

  • 作者: 福島原発事故独立検証委員会
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2012/03/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 140人 クリック: 3,242回
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文: タニグチナオミ

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