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“絶対にコピペできない文章”に注目 作成者が仕組みを解説



絶対にコピペできない文章を作ったったwwww - てっく煮ブログ

“絶対にコピペできない文章”を考案したのは、ブログ「てっく煮ブログ」を運営するプログラマーのにとよんさん(@nitoyon)です。にとよんさんは4月20日付のエントリーで、テキストエリアに記載されている「コピペできない文章です!! 嘘じゃないよ」という文章を“絶対にコピペできない文章”として公開しました。

この文章を実際にコピー&ペーストしてみると、以下のような文章が表示されます。

ほら。無理でしょ?絶対に不可能なんです!

「コピペできない文章です!! 嘘じゃないよ」という文章をコピーしたはずが、ペーストすると「ほら。無理でしょ?絶対に不可能なんです!」という違う文章に変わりました。

この仕組みを、にとよんさんは4月23日付のエントリーで解説。表示されている文章の「フォント」がトリックの肝であることを明かしています。フォントは通常、文字のデザインを変えることはあっても、文字そのものを“違う文字”に変えることはありません。しかし、“絶対にコピペできない文章”のフォントには“意地悪”な細工が施されており、ブラウザが認識する実際の文字とは異なる“嘘の文字”が表示されるようになっているそうです。


「コピペできない文章」がコピペできなかった理由 - てっく煮ブログ

例えば、「ほ」と表示されているものが実は「コ」、「ら」に見えるものが実際は「ピ」というように、それぞれ別の文字が当てられています。このため、実際の文字列「ほら。無理でしょ?絶対に不可能なんです!」が、ブラウザ上では「コピペできない文章です!! 嘘じゃないよ」と表示されます。

にとよんさんは、この仕組みを「面白いのが、HTMLも、ブラウザーも、OSも、『ほら。無理でしょ?』と画面に表示しているつもりだということ」と説明し、“嘘の文章”を見ているのは人間だけであると記しています。エントリーの最後では、「いじわるフォント」の作成方法を技術面から解説しています。

はてなブックマークのコメント欄には、「なるほど!こういう仕組みだったわけか。すっかりだまされた」「これはアイディア賞!すごい」「原理は分かったけどこれを実際に作る根気がスゴイと思った」といった声が寄せられています。

文: あおきめぐみ

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