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キラキラネームは不利? 既卒者の新卒扱い採用は? 新卒採用担当者の意識調査結果


■ 新卒採用の実施理由1位は「優秀な人材を採用したいから」

新卒採用を実施する理由の1位は「優秀な人材を採用したいから」(60.5%)です。2位には「会社が進化・成長していくため」(54.7%)、3位には「人手が足りないから」(36.6%)が続いています。従業員数1,000人以上の大企業では「社員の多様化(ダイバーシティ)を進めたいから」「雇用の受け皿としての社会的責任があるから」といった回答も多く寄せられています。

■ 努力規定の「既卒者の新卒扱い採用」、半数以上が受け入れ

日本経団連が定める「採用選考に関する企業の倫理憲章」では、未就職卒業者を新卒扱いで採用する努力規定が設けられています。「卒業後3年以内の既卒者(未就業者)を新卒採用枠で受け入れるか」という質問では、「新卒枠で受け入れている」(28.5%)と「事情によっては新卒枠で受け入れている」(23.7%)を合計すると、52.2%が既卒者を新卒枠で受け入れていると回答しています。
「新卒枠で受け入れ(計)」は、全体で2011年の45.1%から7.1ポイント上昇しました。特に従業員数100人未満の組織では、2011年の37.0%から2012年の50.8%へと大きく上昇しています。

■ 春入社以外の採用、ソーシャルリクルーティングなど新たな動き

調査では、最近注目され始めている新たな活動についても聞いています。「春入社以外の採用活動」は、「実施している」が51.2%、「実施に向けて準備中」が21.5%となっており、多くの企業が取り組んでいることが分かります。「能力に応じた初任給の差別化」は28.6%が「実施している」と回答。「実施に向けて準備中」は19.6%で、半数近くが対応を考えています。「ソーシャルリクルーティング」に関しては、16.4%が「実施している」、23.3%が「実施に向けて準備中」となっています。

■ 「自社の採用方法は合理的でない」と悩む採用担当者も

所属する組織の新卒採用への悩みについて聞いたところ、「早期退職など、ミスマッチに悩まされる」という質問に全体の64.0%が「そう思う」と答えています。他にも「選考に費やせる時間が不足している」(55.6%)、「選考の途中辞退や内定辞退に悩まされる」(52.3%)といった悩みが。また、「採用方法が合理的でないと感じる」(38.8%)や「学生の時間を拘束しすぎている」(23.0%)と、自身の所属する組織の採用方式に問題意識を持っている様子もうかがえます。

■ キラキラネームや体育会系、PC作成の履歴書は有利 or 不利?

「キラキラネームは不利になる?」や「体育会系と文化会系はどっちが有利?」、「手書きで作成した履歴書とパソコンで作成した履歴書、有利なのはどっち?」など、就職活動に関する通説やうわさについても切り込んでいます。
初見で読めないような奇抜な名前や漢字の当て字「キラキラネーム」と「古風な名前」のどちらが有利かを聞いたところ、「両者に全く差はない」が82.2%で、名前は特に選考に影響しないという結果に。ただ、「古風な名前が有利」が14.5%だったのに対し「キラキラネームが有利」という回答は3.3%に留まっており、相対的には古風な名前の方が有利なのかもしれません。
「体育会系」と「文化会系」については、76.1%が「両者に全く差はない」としていますが、「体育会系を有利に扱う」(19.2%)の方が、「文化会系を有利に扱う」(4.7%)に比べて大きくなっています。
「手書きで作成した履歴書」と「パソコンで作成した履歴書」では、大多数の68.3%が差はないとしていますが、手書きの履歴書での応募を有利とする回答が計28.7%、PCで作成した履歴書での応募を有利とする回答が計3.0%という結果から、手書きの履歴書を重んじる組織の方が多いことが分かりました。

そのほかの調査結果については、以下のページをどうぞ。
新卒採用関係者の意識調査 | 生命保険・医療保険のライフネット生命

文: 古関崇義

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