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都内のセブン銀行でスキミング被害 巧妙な器具の設置に「これは気づかない」の声



当社 ATM でのキャッシュカードやクレジットカード情報の不正取得被害(スキミング被害)について(PDF)

セブン銀行 BIG BOX 高田馬場のATM(東京都新宿区)で2月26日、不正に設置されたスキミング機やカメラなどが発見されました。カードの挿入口に設置されたスキミング機でカード番号などの磁気テープ情報が、ATM右側の箱の中に設置された小型カメラで暗証番号が不正に取得された可能性があるとのこと。セブン銀行の公式サイトに2月28日、スキミング被害を報告するリリースが掲載されました。

不正な設置物は、都内計4ヶ所のATMで1月22日から2月26日までの一部時間帯に取り付けられていました。設置中に取得された可能性のある取引データは、約3,200件分です。

スキミング機やカメラなどが確認されたATM(2月28日まで判明分)

  • セブン銀行 BIG BOX 高田馬場 ATM(東京都新宿区)
  • セブン銀行 東京メトロ副都心線西早稲田駅 ATM(東京都新宿区)
  • セブン銀行 西武池袋本店 ATM(東京都豊島区)
  • セブン銀行 豊島南池袋1丁目 ATMコーナー(東京都豊島区)

設置されたスキミング機を分析した結果、海外ATM取引時に使用するデータのみ読み取る仕組みであることが判明。セブン銀行は「スキミングされた情報をもとに国内のATMで不正利用される可能性は極めて少ない」と発表しています。

セブン銀行の公式サイトは、不正な器具の設置例を公開。正常なカード挿入口と、スキミング機が取り付けられたカード挿入口の写真を並べ、比較しています。

スキミング被害防止のためにATM利用時にはご注意ください | セブン銀行

写真に対し、はてなブックマークのコメント欄には、「セブン銀行よくぞ公開した!これはこのページ見るまでわからんわ」という声のほか、「これはATMの画面に表示しても良いレベル」「説明少なすぎ。他に説明文があるのだろうと思ったが、これだけだった。利用者に注意喚起するならもっと丁寧に説明しないと伝わらないだろう」など、判別の難しさに対する感想が寄せられています。


パッと見ただけだと、どちらが正常な挿入口か分からない……

セブン銀行は、身に覚えがない取引を確認したら、セブン銀行テレホンセンターへ連絡するよう呼び掛けています。被害に遭った場合については「お客さまへのご負担がないよう対応いたしますので、ご安心下さい」と説明しています。

文: タニグチナオミ

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