凸版印刷は3月13日、縦横ともに0.75ミリメートルのマイクロブック『四季の草花』を製作したと発表しました。世界一小さい本として、凸版印刷が運営する「印刷博物館」に展示するほか、29,400円(税込)で販売します。
▽ 凸版印刷、世界で一番小さい本『四季の草花』の製作に成功 |凸版印刷
▽ 印刷博物館:ミュージアムショップ オリジナルグッズ
『四季の草花』は、草花12点のイラストと、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットの文字が印刷されたマイクロブックです。全22ページのうち4ページには、絵柄の中に線幅0.01mmの極小文字を隠し文字として印刷しています。
実物は、製造工程の映像ともに、印刷博物館の総合展示で展示されます。総合展示の会期は2013年12月31日(火)まで。館内のミュージアムショップでは、ルーペとセットで販売します。
凸版印刷は、1964年からマイクロブックを製作しています。1981年に1.4mm角の『主の祈り』、2000年に0.95mm角の『十二支』を製作し、ギネス世界記録に認定されました。現在世界一小さい本として認定されているのは、ロシアで製作された0.9mm角の『カメレオン』です。『四季の草花』はその記録を上回っており、ギネスワールドレコーズ社に世界記録として申請予定です。