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これが福島県浪江町の“今” Google マップのストリートビューで公開



Google Japan Blog: 福島県浪江町のストリートビューの公開によせて

浪江町内でのストリートビューの撮影は、3月4日に始まりました。当初Googleは数ヶ月後の公開を目指すとしていましたが、撮影開始から約3週間で公開されました。浪江町は東日本大震災と、それに伴う福島第一原子力発電所の事故により、2013年3月現在も約21,000人の全町民が避難。原発から20km圏内は「警戒区域」に、それ以外は「計画的避難区域」に指定されていますが、ストリートビューでは両区域の“今”を閲覧できます。

馬場町長によると、避難している多くの町民から「ふるさとの状況を見たい」という要望が届くとのこと。ストリートビューで公開されたことにより、町民に浪江町の「ありのままの姿」を知らせられることや、世界に発信できることをうれしく思うと語っています。

このほかにも、ストリートビューで見られるいくつかの町の様子が、馬場町長の説明と共に掲載されています。町のメインストリートの1つである県道253号線は、さまざまなイベントの会場になっています。600mの通りに300以上の露店が並ぶ秋の十日市祭には、3日間で10万人以上が訪れるそうです。

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馬場町長はメッセージの最後で「私達は約束します。原子力災害からの復興には、長い年月と多くの人々の協力が必要です。しかし、私達はふるさとを取り戻すことを決して諦めません」と復興への思いをつづっています。

文: あおきめぐみ

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