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外出中に雷が……そのときどうする? 「落雷」から身を守るために知っておきたいこと


■ 落雷の危険性がある場所とは

雷雲の位置次第で、雷は場所を選ばず落ちます。建物や木、電柱、煙突、鉄塔など近くに高いものがあると、それらを通って落ちる傾向があるとのことです。
気象庁|雷から身を守るには

<外で雷に遭遇したら>

グラウンドやゴルフ場、屋外プール、堤防や砂浜、海上などの開けた場所では人に落雷する可能性が高くなるため、早めに安全な空間へ避難する必要があります。比較的安全な場所としては、鉄筋コンクリート建築や自動車(オープンカーを除く)、バス、列車の内部が挙げられます。木造建築の内部も基本的には安全ですが、すべての電気器具、天井・壁から1メートル以上離れるとさらに効果的だそうです。

<近くに安全な空間がない場合>

電柱や建築物など高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げ、その物体から4メートル以上離れた場所まで退避します。高い木の近くは危険なので、すべての幹、枝、葉から最低でも2メートル以上は距離を取りましょう。姿勢は低くし、持ち物は体より高く突き出さないようにします。安全な空間への移動は、「雷の活動が止み、20分以上経過してから」にします。

■ 金属類は危険? 身を守るために知っておきたいこと

NHK そなえる 防災|コラム|雷から身を守るために
エースライオン(株):知ってて安心、雷のよけ方
車や家の中にいても、100パーセント安全が保証されるわけではありません。電話線や電線とつながった電話機や電気機器、水道の蛇口などの金属に触れていると、屋内でも高電圧傷害を受ける可能性があります。メガネや時計などの金属類は「持っていてもいなくても、落雷の危険性には変わりありません」とのこと。またゴム製の長靴などの絶縁物を身に着けていても、雷から身を守る効果は「まったくない」そうです。

■ 落雷の可能性をチェック

気象庁 | レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)
気象庁のWebサービス「雷ナウキャスト」では、雷発生の可能性や雷の激しい地域の詳細な分布を、1時間先までの予報として提供しています。雷の活動度を示すレベルは4段階あり、それぞれを色で表示。活動度2~4が予測された場合は落雷の危険性が高まっているため、建物内に避難するなどの対策が必要です。活動度1の地域では、1時間以内に落雷の可能性があります。


Title Photo by Benjamin Stäudinger

文: あおきめぐみ

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