もう一度映画館に足を運びたくなる、劇場版「まどか☆マギカ」の考察エントリー

※以下の文や紹介するエントリー中には、「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」の作品内容・結末に触れる情報が含まれています※

■ 複雑なストーリーを解く鍵は「演出」にあり?

「叛逆の物語」は、とても複雑なストーリーで、終盤では冒頭からは予想できなかった展開が起きます。また意味深な演出が散りばめられており、すぐには理解しづらい表現やせりふなども多々登場します。作品の理解度が深まる、時間軸の整理や演出の考察をまとめているエントリーを紹介します。

<難解なストーリーを解説>

『劇場版まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』をネタバレ有りありでワケがわからないところすべて解説してみた: 趣味を生きる。 『劇場版まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』をネタバレ有りありでワケがわからないところすべて解説してみた: 趣味を生きる。

こちらのエントリーでは、映画のあらすじを交えつつ、難解な表現を解説しています。後半の展開については、「暁美ほむら」「キュゥべえ」「円環の理とその屋台骨を支える魔女軍団」の3つからストーリーを簡潔に整理。終盤に対する疑問点についても独自の意見で考察しています。

<モチーフはチャイコフスキーの3大バレエ?>

【ネタバレ】魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語・小ネタ解説【注意】 : ぐらっじ☆ぱんでみっく 【ネタバレ】魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語・小ネタ解説【注意】 : ぐらっじ☆ぱんでみっく

初日に3回見たというこの方は、チャイコフスキーの3大バレエ「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」をモチーフにした演出が多いと推測し、その演出面からストーリーを解説しています。また、作中に登場した彼岸花を“ほむらにぴったりの花”とし、「再会」「あきらめ」「想うはあなたひとり」などの花言葉とあわせて紹介しています。

<作中によく登場する円状のモチーフが表すのは?>

失われた何か 満たされない物語と円環の理-「劇場版魔法少女まどかマギカ」考察 失われた何か 満たされない物語と円環の理-「劇場版魔法少女まどかマギカ」考察

ブログ「失われた何か」のおはぎさんが注目するのは、作中にたびたび登場する円と円状のモチーフ。これらのモチーフは、円環の理を象徴した描写であり、繰り返すことで“円環の理=まどかを書き換える事”につなげていると考察。終盤に半分に欠けた月を描くことで、円環の理とは違う世界に改変されたことを表していると推測しています。

おはぎさんは総監督の新房昭之さんが過去に手掛けたアニメ作品「コゼットの肖像」「The Soul Taker ~魂狩~」と今作を比較したエントリーも公開。新房さんが描く“愛を独占したいキャラ”について言及しています。

失われた何か 「劇場版 魔法少女まどかマギカ 新編 叛逆の物語」は「コゼットの肖像」の別の可能性なのか 失われた何か 「劇場版 魔法少女まどかマギカ 新編 叛逆の物語」は「コゼットの肖像」の別の可能性なのか

■ 物語のキーパーソン「暁美ほむら」を考察

テレビシリーズ同様、「叛逆の物語」で大きな鍵を握っていたのは「暁美ほむら」でした。考察エントリーでも、暁美ほむらを主軸に記されたものが多くあります。

<ほむらが作った世界は“悪”なのか?>

nix in desertis:love is blind ―まどか☆マギカ劇場版[新編]感想・考察 ※ネタバレ nix in desertis:love is blind ―まどか☆マギカ劇場版[新編]感想・考察 ※ネタバレ

“悪魔”となったほむらが作った世界について「悪い世界ではない」という視点で考察しているのがこちらのエントリー。ほむらの“愛”や、ほむらと「鹿目まどか」の関係性などと絡めて解釈しています。また続編について、「作りうるオチ」とも言及しています。

<ほむらは自身の願いを叶えた>

我欲と暁美ほむら - シロクマの屑籠 我欲と暁美ほむら - シロクマの屑籠

ブログ「シロクマの屑籠」のシロクマさんは、ほむらの我欲に焦点を当てています。今作のほむらは、テレビ版とは違い自分の欲望にストレートになって、「まどかと友達でいたい」「まどかと一緒にいたい」という“ほむら自身の願い”を叶えたと読み解いています。また、ほむらを“悪魔”と表現することについては、

我欲をストレートに願ったからこそ、ほむらは魔女化の彼岸にたどり着き、新しいかたちのソウルジェムを手にできた(中略)自分自身のためにストレートに奇跡を願うのは、そんなに悪いことだろうか

と記しています。

<ほむらの“愛”とまどかの“愛”>

 まどかマギカ映画。新編感想だよ。「好きな子が神様になっちゃったら、本当辛いね。」 - 最果タヒ ノ 森山森子  まどかマギカ映画。新編感想だよ。「好きな子が神様になっちゃったら、本当辛いね。」 - 最果タヒ ノ 森山森子

詩人で作家の森山森子(最果タヒ)さんは、ほむらとまどかのそれぞれの“愛”という視点から考察。「未熟な博愛と、置き去りにされた個人的愛情が、交差して、起きてしまった終末」と、今作のストーリーをまとめています。最後は、「好きな子が神様になっちゃったら、本当辛いね」という一文で、まどかに対するほむらの気持ちに寄り添っています。

<ほむらが抱えた自由と孤独>

【ネタバレ】[新編]叛逆の物語の感想/魔法少女まどか☆マギカ - デマこいてんじゃねえ! 【ネタバレ】[新編]叛逆の物語の感想/魔法少女まどか☆マギカ - デマこいてんじゃねえ!

虚淵玄さんが書く物語が自由主義を貫いているという観点で記しているのが、ブログ「デマこいてんじゃねえ!」のRootportさん。虚淵さんが脚本を手掛けたアニメ「PSYCHO-PASS」と比較し、ほむらが抱えた“自由と孤独”について考察しています。エントリーの最後は、以下のように結んでいます。

ほむらは、きわめて人間的だ。

弱くて繊細な人間だ。

引っ込み思案で、あまりにも頑固な少女だ。

私にはどうしても、ほむらが「悪魔」には見えない。

■ 劇場版をもう一度見るなら、ここに注目!

劇場版『まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』2回目以降見るなら気にしたほうがいいシーンまとめ:ひまねっと 劇場版『まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』2回目以降見るなら気にしたほうがいいシーンまとめ:ひまねっと

2ちゃんねるのまとめブログでは、リピーターに向けて、2回目以降の鑑賞で“気にしたいシーン”をまとめています。ほむらと「美樹さやか」のせりふ、変身シーン、弁当箱、花畑のシーンなど、さまざまなポイントが挙げられています。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語

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