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村上春樹さんの書き下ろしエッセイ、Webで公開 新訳『フラニーとズーイ』の魅力語る



〈村上春樹 特別エッセイ〉こんなに面白い話だったんだ!(全編)|村上春樹『フラニーとズーイ』|新潮社(HTML版)
『フラニーとズーイ』J.D.サリンジャー 村上春樹 訳|新潮社

エッセイには、村上さんが最初に『フラニーとズーイ』を読んだときの記憶、出版社からのオファーで初めて原文に触れた際の驚き、技巧的なサリンジャーの文章力など、さまざまな視点から『フラニーとズーイ』についてつづっています。サリンジャーの伝記や、発表当時のアメリカの時代背景などから、『フラニーとズーイ』とサリンジャーに関する村上さん独自の考察も掲載。Webでのエッセイ発表については、訳者の前書きや後書きの挿入を固く禁じたというサリンジャーの意向に沿う、“少し変わった形”と説明しています。

はてなブックマークのコメント欄には、「こんな力の入った紹介文を読んでしまったら買わざるを得ないですね」「たしかにズーイは難しいです。これは迷わず買いだな」といった声が寄せられています。併せて、「すらすら読める。プロだ」「文学的価値とか小説の中身がとかいろいろ言われるけどこの人の文章の上手さは並ぶ人がいないと思う。もう本当にレベルが違う」など、村上さんの文章に魅せられた人の書き込みも。

『フラニーとズーイ(Franny and Zooey)』は、サリンジャーが1955年に発表した『フラニー(Franny)』と、1957年に発表した『ゾーイー(Zooey)』の小説2編を1つにまとめた作品です。これまで発表された邦訳版には、野崎孝さん訳の『フラニーとゾーイー』、原田敬一さん訳の『フラニー/ズーイー』などがあります。村上さんは、2003年にもサリンジャーの『The Catcher in the Rye』を『キャッチャー・イン・ザ・ライ』として翻訳しています。

フラニーとズーイ (新潮文庫)

フラニーとズーイ (新潮文庫)

文: タニグチナオミ

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