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風俗嬢“ゲリラ撮影”の写真家に、当事者から疑問の声



東京都写真美術館に送付したメールの内容 - goodnight, sweetie

そのブログは、椎名こゆりさんが運営している「goodnight, sweetie」です。椎名さんは「東京都写真美術館に送付したメールの内容」というタイトルの投稿で、東京都写真美術館へ送ったメールを掲載しています。文面は、2007年~2008年に同美術館で開催された「日本の新進作家 VOL.6:スティル/アライヴ」に展示された写真家・大橋仁さんの作品に言及するものでした。

日本の新進作家 VOL.6:スティル/アライヴ(PDF)

大橋さんは以前インタビューで、タイにある本来カメラNGの売春宿で“ゲリラ撮影”を行い、そこで働く女性を撮影した旨を語っています。自身がセックスワーカーとして働いている椎名さんは、実際に無断撮影の被害に遭った立場として、疑問点を美術館側に提示したと明かしています。

このセンシティブな話題に対して、はてなブックマークでも多くの反応がありました。「なんか義憤に駆られたのかなと思いきや思いっきり当事者の方からの告発だった。作家はきちんと答える義務があると思う」と写真家の意図を知りたいと考える人や、「現代アートといふより写真史では昔からいくらでも前例あるし、大人しいはうだがな。これを問題と感じる人が増えたこと、が現代らしい」と分析する声も。そして「森美術館問題がフラッシュバックしてくる出来事だなあ……/リベンジポルノとも関係してきそうだわ。他人が自分の写真を持っているということ自体が脅威になり得る、という。ネットで拡散が容易になってるしね」と、この問題が私たちの日常にリンクすると感じる人もおり、芸術と倫理観の関係性を考えさせられる議論が起きています。

文: 坂野昇

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