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空いている指定席は誰のもの? 元車掌が匿名で語る -【はてなの風景53】



元車掌が語る指定席問題

それによると、座席指定券を買っていないのに、空いているからといって座る乗客は少なくないそうです。また、その席の切符を持っている乗客が来ても譲らず、トラブルになることもしばしばだといいます。匿名の投稿者の勤めていた鉄道会社では、指定席をめぐる客同士の揉め事を集めた事例集があったそうで、車掌だった頃は「毎日一人は遭遇」していたとのこと。「だいたい40代以上の男性」らしいです。

例がいくつか紹介されています。「そこ自分の席なんですけど」という呼びかけに対して、「あんた若いんだから立ってろ」「自分は足が悪いから譲ってくれ」「もう自分が座ってる 指定席代払うからそれでいいだろ」といった反応が、よくあるケースだそうです。また、「すまんね、今変わるから」と言った後、30分かけて席を立つ人や、「これ食い終わったら立つから」と弁当を食べ続ける人も稀(まれ)にいたらしいです。

さらには、飲んでいるビールをわざと席にこぼして去っていく人や、軍歌を歌ってごまかす人もいるんだそうです。あなたはどう思いますか。はてなブックマークのコメント欄から、みんなの感想をピックアップします。


「学校で教えるべくは『マナーを守ろう』だけじゃなく『マナーも守れないバカもいるから気をつけろ』かもしれない」

「こういうの積極的に公開していただきたい、いろんなとこで」

「『だいたい40代以上の男性ですね』でしょうね、実感と合ってますとしか」

「話半分としてもいやな世の中だなおい。ビールをこぼす話が特に」

「これのどこが民度の高い美しい国なんでしょうかね(古館風に」

「レストランや交通機関、映画館などのサービスの質は、客の質も含めて決まるもの。当該サービスにふさわしくない客は、他の客へのサービス品質向上のため、予め排除してもいいと思う」

「こういう事例をまとめて本にしたら売れそう」

「指定席に『空いてるから座ってもいいでしょ?』という考え方がどうしても理解できない」


とのことでした。


Title Photo by Jerry Huddleston

文: 新野漸

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