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本当は怖い?絵本「ねないこだれだ」のトラウマがAmazonレビューに



「ねないこだれだ」は、絵本作家のせなけいこさんによる「子どもが夜遅くまで起きているとおばけに連れ去られてしまう」というストーリーの絵本。1969年に出版されて以来、子どもを寝かしつけるための絵本として長く親しまれ、「連れ去られたままで終わってしまう」というインパクトのある結末と、ちぎり絵による独特のタッチが非常に印象深い作品となっています。

今回注目を集めているレビューでは、この絵本にまつわる、ある女性の体験が綴られています。彼女の話では、彼女の夫は小さい頃、「ねないこだれだ」の絵本を怖いと泣いて嫌がっても親に何度も読み聞かせられた経験があり、そのせいでおばけに連れ去られる子どもに「死」のイメージを重ね合わせて恐怖を感じてしまったそう。その影響で、自分の娘の寝付きが悪いと、そのことを思い出して辛く当たってしまうことがあったそうです。

はてなブックマークのコメント欄ではこのレビューについて様々な意見が集まり、関心が高まっています。読み聞かせの仕方についての意見や、親子の関係についての意見、子供の教育のあり方についての意見のほか、

  • 「絵本は怖いよなぁ。私は『へんなおにぎり』が怖くて仕方が無かった。」
  • 「俺は床屋さんの『動くと耳切っちゃうよ』が怖くて仕方なかったなぁ」
  • 「トラウマはないけどくいしんぼうのあおむしくんは怖いと思う 」

といった自身が怖く感じた絵本についてのコメントも見られました。グリム童話や日本の昔話など、絵本には案外怖い内容や残酷な内容が多いというのもよく聞きますよね。


親子のコミュニケーションの場としても大切にしたい「読み聞かせ」の時間。本の選び方だけでなく、「読み聞かせ方」についても考えさせられますね。あなたはどう思いますか?



文: 飯塚朋子

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