京都にありながらも、全国的な知名度を誇るクラブ「METRO」。伝説となっている今はなきハコ「MUSHROOM」。クラブ好きの方なら「お!」と思わず声を出してしまう店名が並ぶとある論文が、Twitter上で火が付き、話題を集めています。
▽【PDF】京都のクラブ・カルチャー史
56ページにも渡る論文をまとめているのは、京都でDJ活動をしている田中亮太さん。京都精華大学在学中の2005年に「調査演習」として提出、最優秀賞を獲得した論文です。
文中では、クラブミュージックの解説や、自身のクラブ経験、京都クラブシーンの概況などが独自の視点で述べられています。また、一番読み応えがあるのが、クラブカルチャーを支える人たちへのインタビュー。京都という特異な街でクラブがどう変化したか、どういう仕掛けをしたかなどが関西弁混じりの軽快なしゃべり口調でまとめられています。
このユニークな視点を持った論文にはてなブックマークのコメント欄では、「すばらしい!知らない話が一杯。」「京都のクラブって行ったことないんだけど、なんだかんだで名前は聞いたことあるとこ多いなあ。METROなんかは日本の代表の1つだろうし、MUSHROOMは90年代日本テクノシーンを語る上において外すことは出来ない、かなり注目 」といった声が。
しかしなぜ、5年も前に発表された論文が、今また話題に上っているのでしょうか。どうやら、Twitter上で紹介されたことが発端のよう。論文の内容もさることながら、現在におけるTwitterの影響力の強さにも驚かされたエントリーです。ぜひ、みなさんも一度読んでみてはいかがでしょうか。