2005年からスタートした、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」。これまでに、「ハチミツとクローバー」や「のだめカンタービレ」「東のエデン」といったヒット作品を放送してきた同枠の、新作発表が行われました。タイトルは「フラクタル」。「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」などで知られる山本寛監督が、自身の“引退”をかけた冒険ファンタジーに挑みます。
▽ http://fractale.noitamina.tv/
2011年1月に開始予定のTVアニメ「フラクタル」。未来の世界を舞台としており、世界を管理する“フラクタル・システム”の崩壊により崩れていく人類の楽園と、その秘密に迫る少年クレインの冒険を描いています。
監督を務めるのは“ヤマカン”こと山本寛氏。同氏がノイタミナ作品に関わるのは、今回が初となります。また、シリーズ構成は「黒執事」や「CANNAN」「とらドラ」などで知られる岡田麿里氏、ストーリー原案は評論家や小説家など多彩な顔を持つ東浩紀氏が担当。キャラクター原案はライトノベルのイラストでおなじみの左氏、アニメーション制作は「かんなぎ」「おおきく振りかぶって」のA-1 Picturesと、豪華製作陣が一堂に会しています。
また、2010年9月よりガンガンONLINEでのコミカライズ連載も決定しており、一足先に世界観を味わうことができます。
山本氏は、8月10日(火)にオープンした公式サイトで、今作に対するコメントを発表。「アニメについて、随分悩みました。もう一年以上になるでしょうか。それくらいずっと」という言葉から始まり、「犬死覚悟で、もう一本だけアニメを監督してみようと思います」「これが失敗すれば引退も辞さない。覚悟はもうできています」など、「フラクタル」に賭ける熱い思いを吐露しています。
現在発表されているのは、主要製作陣とストーリーのみ。キャストや放送開始日などはまだ明らかになっておらず、続報が待ち望まれます。