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今年の十五夜は9月22日――日本各地の観月イベントを5つ紹介



<東京タワー「お月見階段ウォーク」>

まずは、東京タワーで行われる、とってもユニークなイベントをピックアップ。

普段は土日祝日の昼間のみ開放している約600段の外階段を、特別に21時まで開放します。撮影スポットとなる355段目付近の踊り場には、ススキも飾っており、演出も十分。階段を歩いて昇った方には、非売品の「ノッポン公認 昇り階段認定証(ナンバリング入り)」と、通常は中学生以下のお子様にしか配布していない「ノッポンバッジ」もプレゼントされるそうです。

階段を昇りながら、次第に近くなる月を眺めるのは、何ともロマンチックです。お月見ライブや、東京タワーの上半分を消灯する「お月見ダイヤモンドヴェール」もあるので、こちらもお楽しみに。

日時:9月22日(水)16:00~21:00(※雨天中止)
アクセス:都営地下鉄大江戸線赤羽橋駅より徒歩約5分、東京メトロ日比谷線神谷町駅より徒歩約7分、都営地下鉄三田線御成門駅より徒歩約6分、都営地下鉄浅草線大門駅徒歩約10分、JR浜松町駅徒歩約15分


<大覚寺大沢池「観月の夕べ」>
http://www.daikakuji.or.jp/event/fall.html

十五夜の日は、あちこちの寺社仏閣で観月祭が催される京都。その中でも全国区の知名度を誇っているのが、大覚寺境内と大沢池で行われる「観月の夕べ」です。

ミニコンサートや琴の演奏会、模擬店など、内容はさまざまですが、特に注目したいのが、龍頭舟と鷁首舟の2隻が大沢池を一周する行事。船内に設けられた茶席でお茶を堪能しつつ、水面に浮かぶ名月を楽しむことができます。

乗船には別途、枚数限定の舟席券が必要となります。当日の16時から販売されるので、気になる方はお早めに。詳しい購入方法などは、上記のURLへアクセスしてください。

日時:9月22日(水)~24日(金)17:00~21:00
アクセス:JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅より徒歩約15分


<下鴨神社「名月管弦祭」>

下鴨神社|賀茂御祖神社
http://www.digistyle-kyoto.com/event/nenjugyoji/post_553.html

もうひとつ、京都で有名な観月祭が下鴨神社の「名月管弦祭」。その歴史は平安時代にまで遡ると言われており、古来より人々に親しまれてきた観月行事です。

イベントの中心となるのは、かがり火がたかれた舞台で行われる、雅楽にあわせた舞楽や十二単の王朝舞など。2時間に渡る奉納は見応え十分です。また、茶席も設けられているので、お茶を飲みながら名月を楽しむこともできます。

下鴨神社は広大な原生林「糺の森」を有しているため、境内の中心部以外は暗く、とても月がキレイに見えます。ぜひ一度足を運んでみてください。

日時:9月22日(水)17:30~21:00
アクセス:京阪本線出町柳駅より徒歩約10分


<姫路城「観月会」>
http://www.himeji-kanko.jp/index.php/Events/View/EventsID/350/

国宝や重要文化財など、さまざまな指定文化財を有している姫路城。十五夜の夜には、場内で「観月会」を楽しむことができます。

ライトアップされた姫路城をバックに、獅子舞や筝曲、尺八の演奏、和太鼓の演奏など、日本古来の伝統芸能が披露されます。地酒や月見団子、おでんなどを販売する飲食ブースもあるので、家族連れで楽しむことができます。

日時:9月22日(水)18:00〜21:00
アクセス:JR・山陽電鉄姫路駅より徒歩約15分


<春日大社猿沢池「采女祭」>
世界遺産 春日大社 公式ホームページ/春日ごよみ・花ごよみ/9月の行事

最後は、奈良県内随一の名月スポット、春日大社猿沢池で行われるお祭りを紹介します。
猿沢池には、奈良時代に帝の寵愛を受けられず入水した采女の霊を祀る、「采女神社」があります。この采女神社のお祭りが、毎年十五夜に行われる「采女祭」です。采女神社例祭に始まり、管絃船の儀花扇奉納を経て采女の霊を鎮めるとともに、人々の幸せを祈願します。

中秋の名月の夜、社の前で月明かりを頼りに縫針に赤糸を通すと願いが叶うという、ロマンチックな言い伝えもあります。当日に限り授与所で糸占が授与されるので、ぜひ試してみてください。

日時:9月22日(水)17:00~
アクセス:JR大和路線・近鉄奈良線奈良駅から、奈良交通バス春日大社本殿行乗車約11~15分。春日大社本殿下車すぐ/奈良交通バス(市内循環外回り)約9~13分。春日大社表参道下車、徒歩約10分

Title Photo by DraconianRain

文: タニグチナオミ

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