無料で利用できる電子図書館「青空文庫」で公開中の作品から、明治〜昭和初期に書かれた日本の「古典SF」作品ばかりを集めたエントリーが話題になっています。夢野久作の「ドグラ・マグラ」をはじめ、現時点で30本以上の作品がまとめられています。
▽ http://www.geocities.jp/tamiyagi2/sf.html
「青空文庫」は、無料で利用できるWeb上の電子図書館です。著作権の保護期間を過ぎている作品や、著作権保有者が公開を許可した作品のみを集めています。上記のエントリーでは、この青空文庫に収録されている作品の中から、明治・大正・昭和初期に書かれた日本の「古典SF」作品のみをピックアップして紹介しています。
現時点でまとめられている作品は30本以上。タイトルや著者名、出版年のほか、筆者によるオススメ度も星の数で表しています。評価が高い作品には次のようなものがあります。
- 海野十三「十八時の音楽浴」 (昭和12年)
- 蘭郁二郎「地図にない島」 (昭和14年)
- 平林初之輔「人造人間」 (昭和3年)
- 夢野久作「ドグラ・マグラ」 (昭和10年)
- 小酒井不木「人工心臓」 (大正15年)
また現在公開中の作品とあわせて、公開に向けて“作業中”の作品や、“未登録”の著作権切れ作品リストも掲載。青空文庫以外に、国立国会図書館が運営する「近代デジタルライブラリー」で読める古典SF作品も紹介しています。
古典SFファンはもちろん、全く読んだことがないという人も気軽にダウンロードしてみてはいかがでしょうか?古典SFに関するリンク集もあるので、興味を持った人はそちらも参考にしてみて下さい。