セントラル野球連盟とパシフィック野球連盟は3月17日(木)、東北地方太平洋沖地震の発生を受けて審議していた今シーズンの開幕戦について、セ・リーグは予定通り3月25日(金)に行い、パ・リーグは4月12日(火)に延期すると発表しました。「セ・リーグ予定通り開幕」という決定に、元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也さんは「本気?」と反対の意見を表明しています。
▽ http://www.aspara.co.jp/atsuya-furuta/2011/03/post_135.html
古田さんは3月17日(木)のエントリーで、セ・リーグが予定通り開幕することに“大反対”しています。エントリー内では、震災により多くの犠牲者が出たこと、避難所で過ごす人々が過酷な生活を送っていること、延期を主張する選手が多いことなどに触れ、「そんな中での発表に驚いています」と心境を述べています。
古田さんは、プロ野球には人々に元気や勇気を与える力があることを認めた上で、「今はそんな段階にない」と断言。連日実施されている関東地方の計画停電にも言及し、「東京ドーム、神宮球場でたくさん照明を使うナイトゲームで開幕です。本気ですか?今からでも遅くないと思うので延期したほうがいいと思います」とコメントしています。
今季の公式試合の開催について、日本プロフェッショナル野球組織の加藤良三コミッショナーは、各球団に「試合を開催する場合、観客、選手の安全確保を最優先する」「今年の公式戦は全試合被災地、被災者へのチャリティー試合とする」「電力消費問題、放射能汚染の問題を含め、政府、監督官庁などの指示に従う」の3点の要請と徹底を指示し、同意を得たと発表しています。
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