JR西日本は3月23日(水)、東北地方太平洋沖地震の影響で車両部品の調達が困難になったとして、列車の運行計画を変更すると発表しました。4月2日(土)以降、編成両数の削減や臨時列車の運転取りやめ、運転本数の削減を順次行う予定です。
▽ http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175264_799.html
JR西日本によれば、部品を製造している茨城県や福島県の工場が被災し、製造の見通しが立たなくなっているとのこと。このままでは運転できない列車が出始めるため、JR西日本が運行する特急列車や普通列車で、運転本数の削減や車両の抑制を行います。
特急列車では、4月2日(土)から「くろしお」「スーパーくろしお」「こうのとり」「きのさき」「はしだて」「やくも」の編成両数を減らして運行し、臨時列車の運転を取りやめます。
普通列車では、4月11日(月)から京阪神エリアにおけるデータイムの運転本数を削減し、一部の線区で終日の運転本数を通常の85%~95%程度とします。4月4日(月)から実施予定だった女性専用車の終日化などは当面、見送ります。金沢、和歌山、福知山、岡山、広島では、4月2日(土)からデータイムを中心に運転本数を削減し、一部の線区で終日の運転本数を通常の70%~90%程度とします。具体的な運転計画は、3月25日(金)に各支社から発表される予定です。
JR西日本は、可能な限り代替策などを模索しつつも、長期的に部品が調達できない場合に備えて、列車の運休をさらに追加した運転計画を検討しているとのことです。なお、代替策による対応が可能になった場合は、通常ダイヤで運転を行うとしています。