東日本大震災の発生以降、全国で外食やレジャーなどを自粛する動きが広まっています。そんな中、震災で大きな被害を受けた岩手県のある酒蔵が、「被災地岩手から『お花見』のお願い」と題したメッセージ動画をYouTubeで公開しました。
メッセージを発信しているのは、岩手県二戸市で地酒「南部美人」を作っている蔵元の久慈浩介さんです。久慈さんによれば、復旧に向けて動き出す中、地元の人々が心配しているのは“経済的な二次被害”だそう。東北では「酒を飲んでいる場合ではない」というのが現状とのことですが、だからこそ被災地以外の人には「東北で作られた日本酒を飲むことで応援してほしい」と語っています。
▽ 株式会社南部美人 | 岩手の日本酒 南部美人(NanbuBijin)
久慈さんはこれからの花見シーズンに向けて、「自粛をしていただくよりも、お花見をしていただくことのほうがありがたい」と話しています。はてなブックマークのコメント欄には、「これは花見をせずにはいられない」「花見を自粛するより、東北のお酒や特産品で花見をする方が遥かに被災地のためになること」「当然のことかもしれないけど、当事者が言うことに意味がある」といった声が集まっています。
メッセージ動画の再生は、下記のプレーヤーからどうぞ。
▽ http://www.youtube.com/watch?v=UY0FtSqrMBc