スポーツ自転車メーカーのジャイアントは4月5日(火)、東日本大震災の復興支援として、被災地に特別仕様のマウンテンバイク1,000台を無償で提供すると発表しました。舗装整備が困難と想定される被災地で、被災者や団体職員、ボランティアが移動手段として使用することを目的としています。
▽ http://www.giant.co.jp/information/2011/04/post-18.php
被災地に提供されるのは、ジャイアントのマウンテンバイク「ROCK」の「震災復興支援 特別仕様車」です。震災後に生産された緊急特別生産モデルで、本体には26インチタイヤ、21段変速、前サスペンション機能、軽くて丈夫なアルミフレームを採用。さらに、リアキャリアと荷ゴム、サイドスタンド、フロントヘッドライトを標準装備しています。フレームのカラーには、視認性が高い黄色と赤色が使われており、車体中央部には「震災復興支援品」と明記されています。
提供台数は計1,000台で、フレームサイズの内訳は適応身長155~165cmの356mm(XSサイズ)が400台、160~175cmの406mm(Sサイズ)が600台。初回納品分の800台は4月末ごろ、残りはゴールデンウィークの1~2週間後に納品される予定です。納品後すぐに使用できるよう、完成車が配送されます。被災地での最低限のメンテナンス用品として、フロアポンプとハンディツール、チューブ1台分がセットになったものを5台につき1つ同梱するとのことです。納品後は被災地の地方公共団体を通じて、避難所や仮設住宅、ボランティア統括事務局などへ提供されるとしています。提供先や納入日などの詳しい情報は、決定次第発表されます。