Googleは8月5日(金)、「原爆ドーム」内部の写真をGoogle マップのストリートビューで公開しました。散乱するがれきや今にもはがれ落ちそうなレンガの壁などが、建物の内部から360度見渡せます。
▽ Google Japan Blog: 原爆ドーム内部も360度 公開します
▽ http://www.city.hiroshima.lg.jp/toshiseibi/dome/history/bombed.html
広島市中区にある原爆ドーム(旧 広島県産業奨励館)は、1945年8月6日に投下された原子爆弾によって、爆心地から約160メートルの地点で被爆しました。建物の内部は通常だと立ち入り禁止ですが、広島市の協力によって撮影と公開が実現したとのことです。
建物の内部は、原爆ドームのプレイスページにあるストリートビュー写真をクリックすることで見られます。建物の入り口をくぐり、矢印をクリックして進んでいくと、足元に散乱するがれきや建物の壁、補強のための鉄骨などを間近で確認できます。
またGoogleのブログでは、2011年3月に原爆ドームの外観をストリートビューで公開した際の、秋葉忠利前広島市長によるメッセージ動画を公開しています。
▽ http://www.youtube.com/watch?v=FTD69oUo3jI
2011年8月6日(土)で、広島に原爆が投下されてから66年が経ちます。Googleは「原爆ドームの外観・内観のストリートビュー画像が、日本のみならず世界中の人々が少しでも広島について興味を持ち、原爆ドームさらには平和について考えるきっかけになることを祈っています」とコメントしています。