京都大学附属図書館は4月1日、同施設のマスコットキャラクター「クラちゃん」と「インちゃん」を発表しました。2人が出会ったきっかけは学食のカレー――附属図書館に住み、京大の本をすべて読んでいるという“2人”のユニークなプロフィールがWebサイトにまとめられています。
▽ http://www3.kulib.kyoto-u.ac.jp/etc/somu/character/index.html
京都大学附属図書館は「学生に親しみを持って図書館を利用してもらいたい、図書館からのお知らせをわかりやすく伝えたい」との目的で、マスコットキャラクターとロゴマークを作成しました。デザインは2011年12月に図書館職員から募集し、広報委員会の投票によって決定しました。
クラちゃんとインちゃんのプロフィールによれば、“2人”の性別は不明で、身長は合わせて12~13センチメートル程度、趣味は読書です。好きな食べ物は、大学内のカフェレストラン「カンフォーラ」で提供されている“看板メニュー”の「総長カレー」とのこと。クラちゃんがたまたま立ち寄った学食でカレーを食べて感激していたところ、隣で同じくカレーを食べていたインちゃんと意気投合し、行動を共にするようになりました。普段は附属図書館の4階にある中庭の植え込みに住んでおり、人がいなくなった閉館後に地下の書庫へと出かけるそうです。
クラちゃんは青い帽子のような形状で、デザインは「クラインの壺」をモチーフにしています。浮遊して移動でき、普段はインちゃんの頭の上に乗っているとのこと。浮遊する際は真下にある物体を浮かせられるため、浮かせたカレーをそのまま吸い込むように食べることもあるそうです。性格は落ち着きがあって思慮深く「慌て者のインちゃんをたしなめるお父さん的な役回りになりやすい」のだそう。暗い場所では眼を光らせて道を照らすという“特技”も持っています。
インちゃんは図書館に住む黄色の“妖精”で、「決して犬ではない」そうです。読書が好きで、ジャンルを問わずなんでも読むとのことです。
クラちゃんとインちゃんのグッズは、オリエンテーションやスタンプラリーといった図書館のイベントで配布されています。