KLabは5月9日(水)、同社が提供しているすべてのソーシャルゲームで、5月31日(木)をもって「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」を終了すると発表しました。新たなコンプガチャも実施しないとのことです。理由について同社は、「消費者庁の判断・動向にかかわらず、自主的にコンプガチャを停止するべきであると判断した」と説明しています。
▽ http://www.klab.jp/press/2012/120509b.html
コンプガチャは、ゲーム内で一定のアイテムをコンプリートするとレアアイテムがもらえる仕組みです。消費者庁は、コンプガチャが景品表示法に抵触するとして、違法との見解を示すことを示唆しています。
Klabは、具体的な中止の要請がない時点での停止について「監督官庁から指導・要請される前に、業界側が自主的に規制することが望ましい」と説明。すでに実施しているガチャ企画の期間満了日である5月31日をもって、コンプガチャおよびテーマガチャをすべて停止するとしています。今後のゲーム開発については「ソーシャルゲームあるいはオンラインゲームの本来の楽しさである、協力・競争などのソーシャル性やイベントなどを追求」するとのことです。
はてなブックマークのコメント欄には、「すごい決断」「コンプガチャだけが問題ってこともないだろうけど」「いろいろ意見はでてくると思うけど、先陣を切ってお知らせ出したのはいいと思う」といった意見が集まっています。