スペイン・ボルハの教会で19世紀に描かれたイエス・キリストのフレスコ画が、地元に住む一般女性の手によって“修復”され、原画と似ても似つかない姿になったとして大きな話題となりました。ネット上では、修復されたフレスコ画の何ともいえない表情が注目の的に。この修復後の絵をモチーフにした“コラ画像”が、日本のみならず世界各国でじわじわと広まりつつあります。
▽ CNN.co.jp : スペイン19世紀のフレスコ画、「修復」のなれの果て 悲惨な結末
CNNの報道によると、フレスコ画はスペインの画家、エリアス・ガルシア・マルティネスによる作品で、いばらの冠をかぶったキリストの肖像が描かれていました。修復後の異変に気付いたのは、フレスコ画を写真に収めようと教会を訪れたボルハの地域研究センター職員で、絵を見て「驚愕した」とのこと。フレスコ画を修復した80代の教会員、セシリア・ヒメネスさんは「頼まれたからやっただけ」と話したそうです。
ネット上には、このフレスコ画をモチーフにさまざまな名画を“修復”したコラ画像が登場しています。レオナルド・ダ・ヴィンチの名作「最後の晩餐」も、ヨハネス・フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」も、描かれている人物の顔が“あの表情”となって現代によみがえっています。Tumblrには、絵画に登場する人物の表情を“修復”する専用アカウントまで登場しました。
▽ あまりに酷い修復が行われたフレスコ画のコラ画像が大人気!世界中で修復される名画たち - NAVER まとめ
▽ Jesus Fresco Art Attack
pixivの「フレスコ画」というタグには、修復後のフレスコ画をパロディ化したイラストが集まっています。初音ミクや川越シェフなど、さまざまなキャラクターや人物が“あの表情”に修復されています。