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武蔵野美術大学で展覧会「近現代のブックデザイン考 I」開催 活版印刷による「書物の美しさ」を探る



http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/1488

「近現代のブックデザイン考 I」展では、明治から昭和までの、主に活版印刷によって制作出版された「書物の美しさ」を探ります。武蔵野美術大学美術館・図書館が所蔵するコレクションの中から約250点を選び、「造本の美」「装丁の美」「本文の美」の3つの視点から書物を捉え直します。

「造本の美」では、制作者のこだわり、哲学が反映されている造本に焦点をあてます。出展されるのは、夏目漱石や堀辰雄、恩地孝四郎などによる造本です。

「装丁の美」の視点では、作家が自ら装丁した書物から装丁家の手による書物、画家たちが装丁を手掛けた書物までを展示。近代から現代に至る過程で置き去りにされた「装丁の美」をたどります。

「本文の美」では、扉から本文、奥付に至るページ展開や、明治から昭和にかけての本文組の美などを、版面と組版の関係から再考します。

展示会の会場は、武蔵野美術大学美術館の展示室2です。開催時間は、月曜日~金曜日は午前10時から午後6時まで、土曜日と特別開館日の10月28日(日)は午前10時から午後5時まで。10月28日(日)を除く日曜日は休館日です。

文: 青山祐太郎

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