新国立競技場のデザイン案を決める「新国立競技場基本構想国際デザイン・コンクール」の審査結果が11月16日(金)に発表されました。最優秀案に輝いたのは「ザハ・ハディド アーキテクト」の作品です。
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「新国立競技場基本構想国際デザイン・コンクール」は、国立競技場の改築にあたって開催されたコンクールです。10月30日に1次審査の結果が公表され、11点が最終の2次審査に進んでいました。
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2次審査では安藤忠雄さんら10人の審査員の投票によって上位作品を選出。その後、「未来を示すデザイン性」「技術的なチャレンジ」「施設建設の実現性」などを基準に議論を行い、最優秀案、優秀案、入選案を選定しました。
最優秀案に選ばれたのは、イギリスの「ザハ・ハディド アーキテクト」の作品です。審査講評によると、「大胆な建築構造がそのまま表れたダイナミックなアリーナ空間の高揚感、臨場感、一体感」に際立ったものがあり、これに裏付けられた「圧倒的な造形性が最大のアピールポイントだった」とのことです。
優秀案は、オーストラリアの「コックス・アーキテクチャー」の作品です。入選案には日本から、建築ユニット「SANAA」+日建設計の作品が選ばれました。
新国立競技場は2018年度の完成を予定しています。完成後、「ラグビーワールドカップ2019」のメインスタジアムなどとして使用されます。