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明治・大正・昭和の写真を掲載するサイトに注目 関東大震災の様子、当時の生命保険も紹介



昭和からの贈りもの

「昭和からの贈りもの」で紹介されているのは、宝塚歌劇団の星組に所属していた鞠村さんの伯父、平井寛さんが保管していた写真。平井さんが住んでいた古い家を取り壊した際に、約2,000枚が見つかったそうです。

大正7年に5人兄弟の長男として生まれた平井さんは、長らく東京・上野桜木で生活していました。初めてカメラを手にしたのは尋常小学校4・5年生の時で、機種は当時流行していたというボックス型のカメラ「トーゴーカメラ」だったそう。その後は「ベビーパール」やドイツ製の「ベストポケットテナックス」などを使用し、家族や東京の景色を撮り続けました。ベストポケットテナックスは当時、1台で郊外の家が買えたほど高価なものだったそうです。

写真は、撮影された時代ごとに7章に分けて掲載。家の庭先での1シーンや、上野周辺の景色、行楽地での様子などを、鞠村さんによる解説で紹介しています。明治時代の生命保険の領収証や、大正12年(1923年)に発生した関東大震災で人々が避難する様子昭和初期の薬のチラシなどの貴重な資料も見られます。

写真以外には、平井さんが使っていたカメラや、平井さんの家で古くから使用されていた3段重ねの弁当箱も紹介されています。明治~昭和時代の出来事を振り返るコンテンツもあり、各時代の背景を知ることも可能です。貴重な資料の数々に、はてなブックマークのコメント欄には「これは素晴らしいね。その時の空気や匂いを感じられる」「凄い貴重な画像データベースだと思う。感服」「おもしろい!時間があっという間に過ぎていってしまう!」といった感想が集まっています。

文: あおきめぐみ

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