NHKやディスカバリー・チャンネルによる国際チームが、深海で生息する「ダイオウイカ」の撮影に世界で初めて成功しました。調査や準備は10年かけて行われ、潜航回数は100回にも及んだそうです。映像は、1月13日(日)にNHK総合のドキュメンタリー番組「NHKスペシャル」で放送されます。
▽ http://www.nhk.or.jp/ocean/giantcreature/
▽ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130107/k10014618501000.html
ダイオウイカの泳ぐ姿は、2012年7月に小笠原諸島の父島沖合で捉えられました。発見されたダイオウイカの体長は約3mほど。340度を見渡せる透明ドーム型の潜水艇で水深630mまで潜り、NHKが開発した深海用超高感度カメラで撮影に成功したとのことです。
撮影には、NHKとアメリカのディスカバリー・チャンネルが国立科学博物館の協力を得て挑戦しました。調査に参加したスタッフは、世界11ヶ国の科学者やエンジニアなど50人。ダイオウイカをおびき寄せるために、おとり作戦や異性を引きつける化学物質・フェロモン作戦など、さまざまな試行錯誤が繰り広げられたそうです。番組サイトでは「ダイオウイカ最大のライバル・マッコウクジラにハイテク小型カメラを装着し撮影する試みは圧巻」と説明しています。
生きたダイオウイカの映像を公開するNHKスペシャル「世界初撮影!深海の超巨大イカ」は、1月13日午後9時~午後9時58分に放送されます。これを受け、番組の特設サイトでは、これまでにNHKが取り上げたダイオウイカにまつわるコンテンツを随時公開していきます。
はてなブックマークのコメント欄では「お肌がギンギラでインパクトあるなあ。動いているところを早く見たい」「ヤバイ・・・これは、ヤバイ。絶対見る」「NHKは前からダイオウイカ追ってていろいろ撮影してたけど、とうとう生態のとこまで来たのか」といった、放送を待ちわびる声が寄せられています。